CODEは、5月13日午後12時を持って、表記の地震災害に対する救援活動の開始を
発表しました。昨年末から別件で中国雲南省に勉強に行っているYさん(CODEの
元臨時スタッフ)より、被災地の様子が入ってきましたのでお伝えします。
中国中央テレビ(CCTV)の報道によると
今朝の時点での死者は、9219人(主に四川省、その他、陝西省57人、甘粛省で
約200人、重慶市50人、雲南省1人)です。倒壊家屋は50万戸以上と言われてい
ます。
余震は、現在までに、1180回、M6以上は、11回。
四川では、主に震源であるアバ州の?川県(成都から北西に約100キロ)へは、
土砂崩れなどにより道路がすべて寸断されていて、救援部隊も立ち往生してい
る状況です。その手前の都江堰市(成都から約50キロ)の被害もかなり甚大
で、温家宝首相も昨晩、現地入りし、救援本部で指揮を執っています。
また、最大の被災地の?川県の様子はもだこちらでも報道されていません。現在
分かっているところで、被害のひどいのは、都江堰市、綿陽市、綿竹市、徳陽
市などのようです。
特に綿陽市の北川県は、7000人が死亡したとの報道もありました。また、家屋
の80%が、倒壊しているようです。
取り急ぎ第1報です。
これを見ると、日本の各報道から伝わるより被害が大きいようです。すみやか
な緊急救援を願うところです。
CODE海外災害援助市民センター 事務局
<募金振込先>
郵便振替 00930-0-330579
加入者名 CODE
(通信欄に「中国四川省地震支援」とお書き下さい。)
※なお、支援金のうち15%を運営資金とさせていただきます。
●中国・四川省大地震災害の被災者に対する支援を呼びかけます
中国・四川省におけるM7.8の地震が日本時間2008年5月12日午後3時28分に発
生しました。報道を見るたびに被害が拡大していることに心が痛みま
す。CODE海外災害援助市民センターでは、この被害状況を鑑み、救援活動を
行うことを決定いたしました。
阪神・淡路大震災をきっかけに「困ったときはお互い様」の精神で、海外で
の災害救援を目的として立ち上がったCODE海外災害援助市民センターは、阪
神・淡路大震災以来44回目の救援活動を開始します。(5月初めのミャン
マー・サイクロンへの救援活動は43回目です。)取り急ぎ具体的には被災地
KOBEの市民をはじめ、CODEの関係者・関係団体などに募金の呼びかけを開始
いたします。
報道によると、被害にあったのは脆弱な建設物も少なくないようです。今
後、住宅の再建に伴って、住宅の耐震化を積極的に取り入れなくてはなりま
せん。CODEは過去の経験からそのような智恵を提供していきたいと思いま
す。
新華社通信によりますと、中国地震局地震予測研究所の研究員は「大陸内
部の地震で、震源が浅く、破壊力が大きかった」と指摘されているとのこと
です。同研究員によると、今回の震源は寧夏回族自治区から甘粛省、四川省
を経て雲南省に至る南北地震帯にあり、地震が頻発している地域で、四川省
周辺では余震が続く可能性が高く、山崩れや落石など新たな災害に警戒が必
要だとのことです。
ちなみにCODEは96年雲南省の地震、98年河北省の地震の支援活動を
行っておりますが、2回とも神戸華僑総会の皆様が救援される活動に連携し
て行ってきました。今回もその形で、救援内容を検討していきます。関係者
に一層のご協力をお願いしたいと思います。
なお、現在CODEの関係者を通じて、被災現地の情報を収集しております。
詳しい状況が分かりましたら、また皆様にお知らせいたします。
またCODEの加盟団体である生活協同組合コープこうべの「コープこうべ災
害緊急支援基金(ハート基金)」がCODEへの支援金寄贈を決定していただき
ました。
<連絡先>CODE海外災害援助市民センター
TEL 078-578-7744 FAX 078-574-0702
E-mail:info@code-jp.org
<募金振込先>
郵便振替 00930-0-330579
加入者名 CODE
(通信欄に「中国四川省大地震支援」と書いて下さい
※なお、支援金のうち15%を運営資金とさせていただきます。