中国の復興支援で注目を浴びているのが「対口合作」です。以下の翻訳ボラン
ティアの情報によると、就業支援にも効果をなしているようです。
≪働いていれば、希望はある≫
綿陽市では地震によって9万人の企業労働者が収入源を失い、9万の個人
経営の商店が収入を失った。また24万人の農村労働者が仕事を薄内、新しく
日雇いの仕事を始めた家庭は14400世帯になった。
5月30日には、綿陽市就業援助招聘車が各避難所を回り、被災者に仕事の
情報を提供してきた。42の「就業援助活動センター」が立ち上がり、登録が始
まった。避難所のテントでも職業訓練が始まった。
「魚を授けるより、漁の仕方を伝授せよ」
青川県職業高校の校長の言葉だ。学校はすぐに竹園鎮と馬鹿郷に行って職
業訓練を始めた。「ここは青川県の被災者が集中しているところで、彼らの多く
はテントのなかですることもない。私たちがこの時間を利用して訓練を展開すれ
ば、彼らの助けになる。」
テントの生活区には大量の労働者が必要だ。食材を買ってきて料理を作る、
物資を仕分けする、ごみ処理、衛生防疫活動…。このような仕事をする人を各
地で募集し、政府が出資して被災者自身がテント生活区の事務を自己管理で
きたら、仕事で忙しくてもやりがいは多かろう。
全国各地から就業援助の手が被災地にのびている。このような情報を集め、
企業組織が被災地で就業招聘会を行っている。6月25日には湖北省からのま
ねきがあった。非常に条件のよい仕事だ。月給は最低でも1000元(1万5千
円)、年齢等の厳しい条件はない、宿舎は提供される、湖北省への交通費は支
給、布団や歯ブラシなどの生活用品も支給、夫婦で来た人には独立した部屋
を提供、雇用契約を結ぶこと、社会保険に参加すること。
(6月25日 新華網)
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≪被災地で最大規模の就職招聘会が綿陽で挙行≫
6月29日、綿陽市で被災地最大規模の就職招聘会が行われ、その場で
2798名の就職が決まった。今回の活動では、8万あまりの就職情報が提供
され、参加企業は800、当日参加した企業は150にのぼる。当日訪れた求職
者は20万人あまり。そのうち、相談中が6172名、2798名がその場で就職
を決めた。
四川省総工会保障工作部によると、この招聘活動は4日間行われ、30日に
は広元市剣閣の避難所で開催される。
(6月29日 新華網)
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≪青川県で就職招聘会≫
6月26日、広元市青川県で広元市中国華僑連合組織の就職招聘会が行わ
れた。今回の招聘活動では、3000名以上の仕事が提供された。再建活動の
発展に伴い、被災者の就業活動は重点項目になってきている。被災地と対口
支援の相手の省・市と連携して就職先を探すなど、多様な就業機会が提供さ
れており、被災者は歓迎をしている。
(6月26日 新華社)