中国四川省大地震救援ニュース 9

「ニュース 5」で、「中国版ボランティア元年を!」と書かせて頂きました。16日
毎日新聞夕刊の記事は、「72時間 限界過ぎても希望は捨てぬ  「命のリレー」
数十人救出」、朝日新聞夕刊では「仲間の命 この手で  若者ら物資のリ
レー」、15日の読売新聞夕刊の元JICA国際緊急援助隊事務局長浅野壽夫さん
が書かれた記事の中で「命の重さは国を超える」と書かれています。
やはり同じ人間ですね!被災地成都には続々と水や食糧を持ってボランティア
が集まっているようです。今朝早朝の報道番組でもコメンテーターが、「誰が72時
間と決めたのでしょう?過去にはそれを過ぎても奇跡的に助かったケースがあ
る。たった一人でも可能性があればそこに全力を集中すべきだ!」と言ってまし
た。
13年前、阪神・淡路大震災で何とか生き残った被災者たちが、「生きていて欲し
い!!」という願いで瓦礫の中から27000人を助け出しました。これが「ボランティ
ア元年」の始まりです。被災者の中にある「ボランティア性」がそうさせたのだと思
います。この被災地の人間としての営みに呼応して、全国各地からボランティア
が集まって来られました。最大2万人、2ヶ月で延べ100万人を超えました。中国
の場合はもっともっと集まりだすでしょう。ボランティアは誰一人無駄な動きをしな
いのです。何故か?「いのちは大切だ!」ということが共有できているからです。
しかも、折角生き延びた人たちがより「いのちの大切さ」を身体ごと発信されま
す。人は、この連鎖反応に共鳴するでしょう。私たち、毎日隣国の近くにいて固唾
を飲んで見ています。一人でも多くのいのちが助かることを祈りながら。各々が、
今被災地で頑張っているボランティアにメッセージを発信しましょう。
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