No.62「デイキャンプでの学び②」

先日、CODE未来基金の企画として六甲山でのデイキャンプを開催し、大学生・大学院生5名が参加しました。
参加した学生のみなさんの感想を、順にご紹介しています。
今回は、金澤諒平さん(神戸学院大学3年生)の感想です。

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【感想】
今日一日有馬温泉周辺や六甲山を散策してみて感じたことは、地元についてまだまだ知らないことがあり、新たな発見がたくさんあったことです。私は、神戸に二年間住んでいるのにも関わらず六甲山を一度も訪れたことがありませんでした。有馬温泉や六甲山を訪れた偉人がいたり、子宝神社と言われている湯泉神社があったりするなど、神戸には訪れるべき場所があることに今回のキャンプで気づかせてもらいました。昼食時には、自分たちで一から火を起こしました。火起こしでは、火を起こすのに苦労し、普段の当たり前が当たり前ではないことを認識させられました。普段の生活がいかに恵まれているかを感じることができ感謝の気持ちが芽生えました。この経験は私にとって一生忘れない体験になりました。コロナ禍でリモートのやりとりが続く中、現地に足を運んで自分の目で見て確かめることの大切さが身に染みて感じました。百聞は一見に如かずと言いますが本当にその通りです。今は興味のあることの知識を貯め、コロナウイルスが終息したらフィールドワークがスムーズにできるように前向きに取り組んでいきたいと考えています。

【共有したこと】
座談会では教育に関する話題について7人中3人意見が出ました。私もその3人の中の1人でやはり教育は生きる上で大切だと思います。日本の識字率は99.9%であり、世界で見ると15歳以上の6人に1人が文字の読み書きができないとされています。ですから、世界の子供たちに教育を施すことが最優先課題ではないかという意見があがりました。SDGsの目標でも取り上げられるほど重要な問題です。他には、被災地の仮設施設においてトイレの問題や農業を学ぶことで世界と繋がれるのではないかという意見も出ました。農業を学ぶことで飢餓の方を救うことができ私たちの健康にも良い影響を与えるので次回は農業を体験してみたいです。
(金澤諒平)

No.61「デイキャンプでの学び①」

先日、CODE未来基金の企画として六甲山でのデイキャンプを開催し、大学生・大学院生5名が参加しました。
森を歩きながら、六甲山の歴史や山の文化、災害との関係について学んだり、
自分たちで火起こしをして昼食を作り、参加者同士の交流を深めたり、
関心のあるテーマや、今後やってみたいことなどについて意見交換をしたりと、
とても充実した時間となりました。
今回のデイキャンプで出たアイデアを、今後みんなで形にしていきたいと思います。
参加した学生のみなさんの感想を、順にご紹介していきます。
今回は、柳瀬彩花さん(追手門学院大学2年生)の感想です。

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当日の朝は有馬温泉駅に集合し、途中湯泉神社へ参拝に立ち寄ってから、目的地である六甲山の中腹まで登りました。湯泉神社は六甲山の麓にあり、そこで吉椿さんから日本の山林や里山の管理について解説がありました。
その中で、「日本には山林や資源が豊富だと思われがちであるが、手入れが行き届いていない木(材木として使える時期が過ぎたもの)が沢山あり、状態が良くない。」「一度人間が山林に手をつけたら、必ずそれ以降も管理しなければならない。」という言葉が特に印象に残りました。なぜなら、私はこれまで日本の山林に対してあまり意識を向けられておらず、正しい知識を持っていなかったことに気付いたからです。また、人間の都合や異常気象によって日本の山林や里山の状態は悪化しており、上手く循環して人間と自然が共存する生活で成り立っていたものが、現在は壊れていることを実感しました。その後は休憩を挟みながら山を歩きました。
昼食作りのための火起こしを、2チームに分かれて行いました。火起こしでは、吉椿さんが用意した道具をいくつか選んで使うということだけが伝えられ、どの道具をどうやって使うのか分からず、1時間ほど苦戦しました。最終的には全員の協力(主に吉椿さんの力)で起こした火でお肉を焼いたりお湯を沸かしたりして、タイ料理風のご飯ものとスープが完成しました。野外で食べる手作りご飯は本当に美味しかったです。
そして、下山してからはこれからのCODE未来基金について意見交換をしました。その中で出た共通テーマは「教育」や「国際協力」です。「教育」の分野では、私は不登校支援に関心があり、他に参加された方は紛争地帯の教育に関する研究をしていたり、この先教師を目指したりしている方がいました。そこで、私はCODEの職員さんや専門家、他団体の方などに海外の教育現場の事例を共有していただいてから、「日本の教育現場のあり方」を大人と若者でディスカッションをしてみたいです。
また、CODEでは「農業」も重要視しており、吉椿さんは「日本で良い土や悪い土を知っておくと、海外に行ったときにその土地の理解が深まったり、現地の方に詳しく話を聞けるきっかけになったりする。」と仰っていました。
ちなみに、私は小学生の頃には家族で、自分たちの手で採った新鮮な野菜を使って調理をするデイキャンプに行ったり、高校生の頃には農業に携わることに興味を持ち3日間トマト農家さんのところで農作業の勉強をしたりしてきました。そのため、「農業」にも関心があります。
そこで、若者が農家さんから農業の良いところや抱えている課題についての、生の声を聞く機会をつくりたいです。他にも、エリアを決めて実際に作物を1年間育て、その地域の環境や風土を学ぶ合宿を定期的に開催したいです。
最後に、今回のイベントでは山歩きや野外でのご飯作りなど非日常な経験ができた上に、関心のある分野が明確である同世代の人たちと語り合い、充実した時間を過ごすことができました。心から楽しかったです。これからも意見を出し合い、それぞれのやりたいことを形にしていきたいです。参加させていただきありがとうございました!
(柳瀬彩花)

CODE未来基金ニュースNo.60

「2018年度CODE未来基金報告会を開催しました」

3月30日(土)、神戸市青少年会館にて「2018年度CODE未来基金報告会」を開催しました。当日は約40名の方にご参加いただきました。
前半は活動報告として、海外フィールドワーク、インターンシップ、国内研修(国内の被災地支援)、日中NGOボランティア研修交流に参加した若者からの発表がありました。後半は参加者全員での車座トークを行いました。

前半の報告では発表者から、「『支援』というよりは、友人・遠い親戚が困っているから助けるという感覚が自分には合っている」、「被災地で無力感を感じたが、今自分なりにできることを考えて取り組んでいる」、「現地に行って感じることや初めて分かることが大きい」などの声が聞かれました。
後半の車座トークでは、現地で自分たちが感じたことをどのように伝えていくか、阪神・淡路大震災から24年が経つ中で感じる「伝えること」の難しさ、これまで海外の被災地を訪れた参加者が感じたこと、若者を海外へ送り出した大人たちの想いなどについて話し合いました。

今後もこのように、未来基金の活動に参加した若者と参加者の双方が想いを共有し合ったり、気付きやエネルギーをもらえたりするような場を作っていきたいと思います。
今後ともCODE未来基金をどうぞよろしくお願いいたします。
(立部知保里)

CODE未来基金ニュースNo.59

「CODE未来基金インターンがやってきました」

CODE未来基金ではNGOや国際協力、災害支援に携わる若者の活動をサポートしています。
2019年4月より立部知保里さんがCODE未来基金のサポートで半年間のインターンとしてCODE事務局での活動に携わります。
皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。
以下、立部さんの自己紹介をお送りします。(上野智彦)

立部知保里です。
2019年4月より、CODEでインターンとしてお仕事をさせていただきます。
この3月までの2年間、兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科の修士課程で、災害時の対応や事前の備え、災害復興などについて学んできました。
4月からは、同研究科の博士課程で研究も続けます。
学部時代にフィリピン語を専攻していたこともあり、大学院ではフィリピンの台風で被災地した農村・漁村に滞在し、住民の方々に地域の暮らしや生活再建についてお話を聞いてきました。

これまでCODEの活動や勉強会などに参加する中で、被災地の方々との人と人としての向き合い方や、支援のあり方、私たちがどのような社会をつくっていけばよいのかなど、大切な学びをたくさんいただきました。
これからは自分の経験や学びを活かしながら、被災した人たちの少しでも力になれることができれば思います。
また、CODEが大切にしている理念を活動の中からさらに深く学んでいきたいと思います。

大学卒業後に企業で働いていましたが、NGOでの仕事は私にとって新しいチャレンジです。
ある意味会社員の時の気持ちも忘れず、学生/社会人、国内/海外、理論/実践など、様々な視点から考えていきたいと思います。
どこかでお会いした時には気軽にお声がけください。
また、たくさんご指導いただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
(立部知保里)

CODE未来基金ニュースNo.54

「第2回サポーターミーティングを開催しました」

2月24日(土)13時~17時、神戸市教育会館にて第2回CODE未来基金サポー
ターミーティングを開催しました。今回のサポーターミーティングでは17人の
方に参加していただき、少人数ながら非常に盛り上がる会となりました。
今回は参加者の方々が「CODE未来基金について理解を深めてもらうこ
と」、「CODE未来基金とつながりのきっかけを見つけること」をテーマにグ
ループワークを中心に実施しました。参加していただいた皆様にはCODE未来
基金サポーターとは何かを考え、理解していただくことができたかと思いま
す。会の中で、未来基金がより認知されるためには未来基金への支援と若者の
活動とのつながりがもっと見たいという意見や、経験や年齢に関係なくフラッ
トにつながることができる場がほしいという意見などをいただきました。その
他にもたくさんの未来基金への要望をいただき、今後の活動の幅を広げる大き
なヒントをいただきました。
実際にどのような活動を実施していくかを考えるグループワークの中では、
映像を利用した広報活動や立場関係なく参加できる花見企画、企画・イベント
ごとの実行委員会やそれらを取りまとめる月一回の未来基金中心メンバーの集
まりなどの提案があげられました。

今回のサポーターミーティングであがった提案やイベント企画は既に実施に
向けて動き出しています。ここから、世代を問わずに誰もが意見を言い合うこ
とができる、楽しいけど自分自身の成長にもつながると実感できる場をつくっ
ていきます。「未来基金はよくわからないし、参加するにはハードルが高い
な」とこれまで一歩踏み出すことができなかった方にも、この機会に未来基金
への参加をぜひ考えていただければと思います。今後ともCODE未来基金をど
うぞよろしくお願いします。(上野智彦)

CODE未来基金 No.16

10月13日(金)にNGOことはじめ『NGOとは?』を開催しました。
参加して考えたことを書きました。ぜひ!
https://l.facebook.com/l.php?u=http%3A%2F%2Fcode-jp.org%2Fblog%2Fintern2017%2F2017%2F10%2F14%2F20171013%2F%3Ffbclid%3DIwAR3Dykck88z65sKY-UZy_rv-BnPJGrksZJlGmvi5d7W7r3pyfv5P0IeivRw%23more-108&h=AT0UuyjNJPRcyq3RIa729qPen8IYVkAS66UFPC5vslE3oBGgljyc8E4y-xNVUTUmjksl1lt2_BSG7ztopkYoWyFQq-XG-sYjPP3SKZ3eV_uzurrI4aKk4mfEhn5CmjfHMvE&__tn__=-UK-R&c[0]=AT2BOfmyjCFQaDlTVrIvgNoAdMPEhRKzd215w-M7i1tAnP7c5pLD3ZVNgEQuNupYG-inNnv7m5qHPIs7MgfhnHsl1yyeY2vC12wAFajSsEzjA8e3GIVylCCAj8lWJKm5NB9HmFmYUo9yg8KHF1JFQ-F3PCwucBv6nvH-UCkmQa9xPSvQQmKvq9HFVSLcxnBwyDE8XRfE

CODE未来基金 No.14

今回は講義に同行した時の感想を書きました。
講義の感想を公開するのは、恥ずかしいですがぜひ読んでください!
*写真はネパールグデル村で食べた いもです。
『復興』ってだれのもの。
ぜひこちらからチェックしてみて下さい!

CODE未来基金 No.13

どうもCODEインターンの高橋大希です。
先週、助成金の説明会に行ってきました。
知らない事だらけで色々勉強になりました!っていう事を、
詳しく書いたので読んでください!
https://l.facebook.com/l.php?u=http%3A%2F%2Fcode-jp.org%2Fblog%2Fintern2017%2F2017%2F10%2F09%2F20171007%2F%3Ffbclid%3DIwAR2IS0XqK478NOQB11WIE-tLSoUrB-o3oWIlG-3_RDhnZ1QlV2P489ZTrik%23more-77&h=AT1ZYOC5uu5w1hKX5l_rh7YeRRboaL9MRxRojoLT-WoqUdeQRzEqfRvyYylR1A0L3nSFLNEutL1v4s43LjJs8yS_sxrpiDMwHDfCmHuGfyesoW2R8eHlUkigQ80Jy4oFB-U&__tn__=-UK-R&c[0]=AT1owNtkWdIRUXgTV3chDboExMdyiUOy07nAG8Pb1Cb0q0uVpuvKzpd_fIY5jVNn9ra-weqNOUw_Mc1CW1cjoZSwuBUPzAA2lZNuqCRc3FeBEEa8H8q2iv1c2g_99q7A_8tXDITcM-1iOy-DryqVbw010ILerqU1-lXubhGM0o5m3yds2JR5jgzNTf7TKkexRIRb_SdO