スリランカ防災「共育」プロジェクト 現地レポートNo.38

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【写真】時計台が描かれていたが、、
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【写真】お家の切り絵
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【写真】↑子どもたちの作品↓
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(クキさんレポート31)
 「村の中にある、何でもいいから目につくものを創りましょう!」と私たちは子どもたちに言った。彼らは発砲スチロールに絵を描いてはカッターで切る作業を繰り返していた。色紙に絵を描き、厚紙に貼り、切る。ある子どもは、誰かが発砲スチロールに描いた「時計台」の絵を無視して、自分のお家を切り取っていた(写真参照)。ヒロと笑ってしまう。海が近いのか、自分たちの親が漁業を営んでいるためなのか、何故かお魚を創る子どもが多くいた。ある子どもは自分の名前がついた船を描いた。それぞれが好きな切り絵を創っていく。その横で、年長さんとボランティアリーダーらは、模造紙に地図を落としこめていた。何回も何回も鉛筆で書いては消し、書いては消しを繰り返しながら、見事な地図ができあがった。メインロードは黒、サブロードは黄色、海は青である。来週は、この地図に切り絵を置いていく。最終、どんな形で地図が仕上がるのか楽しみである。
 プログラム終了後、今回の「防災マップ作成①」の改善点などの話し合いが夜遅くまでヒロ宅で行われた。まず、発砲スチロール自体に絵柄を描き、カッターで切る手法は、子どもがケガをしてしまったことや、切り取った作品が壊れやすいことから考えて、厚紙に絵柄を描き、それをハサミで切る手法のみとする。切り絵を地図に置く方法として、地図と同じ大きさの発砲スチロールを地図の下に敷き、地図の上から、爪楊枝をつけた切り絵を刺す。メイン道路とサブ道路の色づかいは他のプロジェクトサイトの地図も同様とするなどがあがった。
 次回は、トッタムナ村で「防災マップ作成①」共育のプログラムが実施される予定である。今回の教訓を活かし、次回へ繋げたいと思う。
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