【写真】子どものIDを配る |
【写真】皆で整列? |
【写真】後方にボランティアリーダー続く |
(クキさんレポート21)
第4週目「避難所(お寺)の写生」共育プログラムがデビヌワラ・シンハサナ村で実施された。この写生の目的は、第5&6週目になる、「防災マップ作成」共育プログラムのための下準備もかねている。プロジェクトサイトから避難所となるお寺までの道をみんなで歩きながら覚えてもらうことと、写生をすることにより避難所(お寺)の様子などを目と体で覚えてもらうことにある。
プロジェクトサイトから避難所となるお寺まで歩いていく。皆、一列に並ぶようにボランティアリーダーらが指示をだすが、なかなか一列にならない。まだIDの写真を比べている子どもや、スリランカの怪物君イグアナに、気をとられている子どもなど、ほんと、ちゃんとお寺まで無事に行けるのだろうかと心配していた。しかし、ボランティアリーダーらは、列がめちゃくちゃだろうが、肝っ玉YASA母さんを先頭に歩きだした。つい笑ってしまう。今回のプログラムに何人の子どもが参加しているのかが気になった。今からプロジェクトサイトの外にでる。TUKTUKや車が通る道を子どもたちは通る。万が一のことが頭をよぎり、ボランティアリーダーの一人に子どもの参加人数を聞いた。
しかし懸念する私に彼女は「大丈夫、列の各子どもの後ろの子どもが前の子どもを常に見ているから、前の子どもがいなくなったら後ろの子どもが直ぐに分かる」と言った。なるほどなぁと感心してしまった。確かに子どもの参加人数が分かったところで、子どもがいなくなってしまっても常に数を数えていないと、直ぐに把握できない。列がめちゃくちゃなのを気にし、子どもの参加人数を気にしていた私にそのボランティアリーダーは大切なことを教えてくれた。一人が、ひとりを確実に見守る、気にかけることにより、全体が守られることになるということだ。列なんてめちゃくちゃでもよい。参加人数(全体)がどうであるのなんて関係ない。一人(個)が大切なのだ。
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