~いきいきと働く女性とその支援~ 第4次現地レポートvol.4

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【写真】仮設建設に携わる地元女性たち(リトルアンダマン、4月24日)

4月25日 インド リトル・アンダマン
<「働くことが楽しい!」という女性たち>
 今日でHUT BAYを離れるので、朝9時頃SEEDSのキャンプサイトを訪問した。昨日は汗をかいて働く女性の姿が目をひき、男たちは昼寝でもしているのだろうか?と思っていたが、朝の6時半から働くチームは、午後2時くらいで終わるそうだ。昨日私たちが現場についたのは午後3時頃だったので女性しか働いていないように見えたのだろう。ただ、女性は午前中もいろいろな家事をした上で、午後労働しているケースも少なくないだろうから、どこか不平等な気がしないでもない。


ちょうど船着場の近くで、SEEDSで働く女性のグループ約20人が、リーダーを取り囲んでいた。今日は支援金を地方政府から受け取る日のようだ。彼女たちはリーダーに「毎日仕事があって楽しい!」といっていた。土を掘り、重たい土の入った篭を頭にのせて運ぶという仕事はどう考えても重労働だろうが、彼女たちにとっては生きがいなのか?想像もしなかった津波災害に遭い、家や財産を失って打ちひしがれることなく、「働くことが楽しい!」と聞くとこちらが励まされるというものだ。
<インドNGOの女性支援>
 「04・12・26スマトラ沖地震津波災害」発生直後には、ここアンダマン・ニコバル諸島には国内外から100を超えるNGOが入ってきたそうだ。明日26日で丸4ヶ月が過ぎるが、今も活動をしているのは10ほどである。そんな中で直後から医療活動を中心に続けているインドNGOがある。「Aparajita」という医療救援NGOであり、コミュニティヘルス(地域レベルの医療)を中心に、今は被災者の主体的な再建=セルフヘルプをサポートする活動にまで広がっている。
リトル・アンダマンのHUT BAYに設置したヘルスセンターでは、医療・保健相談を軸に、生活再建支援もはじめた。訪問した時には、常駐の医者が何人かの診療をこなしており、看護師と思われる女性が薬を出していた。隣のスペースでプログラム・オフィサーのSHIRIR RANJAN DASHに話を聞くことができた。本来は医療救援専門のNGOのようだが、今では生活再建支援まで視野に入れている。どういうことをしているかというと、食用油や石けんなど生活雑貨を中心に約30種類の品物を津波で働き手を亡くした女性や貧困家庭に配布し、貰った人たちはそれを元手に商売をし、2回目からは自力で商品を仕入れるというサポートしている。物資を配るだけではなくこうしたシステムを導入することで被災当事者のエンパワーメントにつながるすばらしいシステムだ。
<ヤシで生計を立てるニコバリー>
 まだ出港までに1時間ほどあったので、SEEDSのスタッフも初めてのキャンプ地に一緒に行くことになった。ここには、「ニコバリー」という、1973年にニコバル諸島から4300人が集団移転してきた人々が住んでいる。彼らは、この地で津波に遭い今はキャンプ生活を送っているが、こちらのロータリークラブが仮設住宅を建設している。「ニコバリー」は、ヤシで生計を立てていたので今回の津波で相当被害があったのだろう。ただ、ヤシの木の間を走る道路を車で走りながら見ていると、すでに隙間がないほどヤシの木が生えているので、被害がどれほどあったのか判らない。ヤシの実の収入は年間4000ルピーから5000ルピー(100ルピーは約240円)だそうだ。
※ロータリークラブ・・・人道的な奉仕を行い、あらゆる職業において高度の道徳的水準を守ることを奨励し、かつ世界における親善と平和の確立に寄与することを目指した団体。世界中の160以上の国で、約120万以上の会員が3万以上のロータリークラブに所属しています。

理事・事務局長 村井雅清 

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 郵便振替:00930-0-330579 加入者名:CODE
 *通信欄に「スマトラ沖地震津波支援」と明記してください。
募金全体の15%を上限として事務局運営・管理費に充てさせていただきます
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CODE海外災害援助市民センター

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  1. 『看護師』情報

    看護師

    看護師看護師(かんごし)とは、保健師助産師看護師法(略称「保助看法」)で、「傷病者などの療養上の世話、または診療上の補助をすることを業とする者」と法律に定められている。つまり、医師と協力し、患者の診断・治療にあたっては医師を補助し、さらに、精神的にも

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