CODEの漁業支援プロジェクトで、セブ北部の被災地の人たちはボートを心待ちにしています。セブ島北部やバンタヤン島の6つのバランガイ(最小行政単位)のアソシエーション(地域の助け合いの住民組織)の住民は、この提供されたボートや漁網を2~3人で共有し、共に漁を行います。そして、収穫の80%を漁師たちに、10%をアソシエーションに、10%をメンテナンスに、という形で運営していくそうです。
北陸学院大学の田中先生は、来年3月にこのCODEの漁業支援のフィールドで金沢の大学生を対象にボランティアワークを行います。フィリピンの漁村の暮らしを体験しながら、学生にとって出来ることは何かを考えていきます。アソシエーションの方たちの協議では、ほとんどの方が漁業のサポートをしてほしいと語り、特に女性による魚の加工(日干しなど)のお手伝いが出来ないかと考えています。同じく2007年に地震で被災した能登の加工などとの交流ができればと考えています。CODEとしても漁業支援の中で女性が加工などで経済的に自立できるようになればと思っています。今後とのご支援のほどよろしくお願いいたします。
(吉椿雅道)
フィリピン台風30号(Haiyan)救援ニュース No.41
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