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フィリピン台風30号(Haiyan)救援ニュースNo.39

昨年11月に発生し、フィリピン中部で猛威を奮った台風から7ヶ月が経過しました。フィリピンは乾季を経て再び雨季となり、台風のシーズンがやってきます。

台風から半年が経過した被災地では、住民が少しずつ被災前の生活を取り戻しつつあり、家屋の修復は全壊に近い建物を除けば大部分が完了しています。しかし、台風によって残された爪痕はまだ消えたわけではなく、未だに台風によってボートや農作物を失った住民は生計手段を立て直すことができていません。

5月末、漁業支援プロジェクトでボートを提供する予定であるAnninganというSitio(集落)を現地カウンターパートNGO・SPFTCのリーダーであるGigiさんとともに訪れました。この集落では私が訪れる数日前にSPFTCと住民によるフェアトレードの日を祝うセレモニーが行われました。訪れた家の中にはセレモニーのゲームで当てた小型太陽電池を自慢気に見せる住民もいました。

滞在中、住民の私たちへの対応の端々からSPFTCへの信頼を感じました。実際、集落のどこを歩いても住民が気軽に声をかけてくれて、同行していただいたSPFTCのGigiさんは住民の方々に溶け込んで集落のお母さんたちと井戸端会議をしていました。Gigiさんと話す人たちは皆笑顔で、Gigiさんも住民と同じ目線でAnninganを見ています。SPFTCはセレモニーのように住民とNGOが一緒になって作るイベントやプロジェクトを実施しています。CODEの漁業支援プロジェクトもAssociation(住民たちの組織)が運営することになっており、SPFTCが住民にとっても支援者ではなくパートナーになっていると感じます。

フィリピンではNGOが活発に活動し、地域に寄り添う支援を実現しています。これを日本のNGOも学んでいかなければいけません。

(上野智彦)

Anningan子どもたち・調整