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フィリピン台風30号(Haiyan) 救援ニュース No.7
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今朝、スタッフの頼政と上野がフィリピンに向けて飛び立った。午後には数名の関係者から情報提供をしていただき、明朝、セブに入り、その足でセブ北部の被災地の調査に向かう。
1995年の阪神淡路大震災で共に足湯などのボランティアをしたFIWC関東委員会の仲間から情報を頂いた。FIWC(Friends International Work Camp)は、学生たちが、94年からフィリピンのライ病の村などでインフラ整備などのボランティア活動を行っている団体である。2011年からは関東委員会の学生たちが、レイテ島オルモック市から車で50分ほど南に下ったメリダ市の近郊の村でワークキャンプを実施している。外部からの救援物資はセブ島から船でこのオルモックに運ばれ、陸路で約3時間かけて最大の被災地、タクロバンに運ばれている。
このメリダ市近郊のFIWCとつながりのある村(約300人)からの情報では、「家も破壊され、テントで暮らしている。食べるものもない」、「タクロバンやオルモックまでは物資が入っているが、メリダ市内で救援物資を運ぶトラックさえ見ない」、「無事だった学校の教室でみんな肩を寄せ合って暮らしている」、「主要道路沿いでは、お米1キロとイワシの缶詰1つの支給はあったが、全世帯にいきわたっていない」、「道には瓦礫が散乱しているため交通手段は、徒歩、バイク、小型車のみだ」、「メリダ市では物資が高騰していて買う事が出来ない」という声が上がっている。台風から1週間を経ても未だ物資が行き届いていない惨状が想像できる。ましてや山間部の集落になるとなおさらである。
フィリピンのつながりのある村民の顔を浮かべながら関東の学生たちが今、この緊急の中で何ができるのかと募金活動をしながら支援を模索している。報道が減少していく中だからこそ学生たちに「被災者の生の声」を出来るだけ伝え続けること、もう少し落ち着いたら、顔の見えるつながりのある村と一緒にやれることはきっとあるはずだと伝えた。
(吉椿雅道)
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