【フィリピン台風30号】救援ニュース No.5

フィリピンの台風被災地へのご支援ありがとうございます。
明日15日からスタッフ2名を被災地に派遣します。引き続きご協力よろしくお願い致します。
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フィリピン台風30号(Haiyan) 救援ニュース No.5
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明朝、スタッフの頼政良太と上野智彦の2名を現地に派遣する。マニラにて現地の事情に詳しい方々から情報収集を行い、セブ島、パナイ島の被災地の調査を行う予定だ。まだ若いスタッフではあるが、東日本大震災以降、少しずつ現場経験も積んでおり、海外の被災地を自分の目で見て、感じて、被災者に丁寧に話を聴き、ひとりひとりの声を復興支援につなげていく事を大切に活動してくれるだろう。
そしてKOBEや東北の被災者の方々が一針一針縫った壁掛けタオル「まけないぞう」も一緒に連れてフィリピンに向かう。彼らが「まけないぞう」を通して日本の人々のメッセージを被災地に伝えてくれるに違いない。東日本大震災の現場で支援する中で、たくさんの若者が被災者や被災地から学び、育てていただいてきた。今度はその経験を海外の被災地で生かす時が来た。若い彼らの感性と行動力に期待したい。
さて、台風被害から6日が過ぎ、14日6時の時点で、死者は2357名、負傷者3853名、行方不明77名と国家災害対策本部が発表した。また日本人93名の安否も不明のままである。多くの被災地では、依然物資も不足していることから略奪や治安が悪化しているとの報道があるが、被災者たちが生きる為に仕方なく他を押しのけざるを
得ないのだろう。一刻も早く衣食住を安定供給させ、安心・安全を確保するしかない。大統領が「死者1万人は多すぎる。」と言った事が影響しているのか、日本でも報道の数も徐々に減少しつつある。反面、レイテ島タクロバン以外の被災地の状況も少しずつ見え始め、本格的な救援がより一層求められている。
YMCA関係からの情報によるとセブ島の被災者の人たちは、セブ島に避難しているそうで、セブ島のYMCA CEBUも現在、200人以上の受け入れ対応に追われ、パナイ島のYMCA ILOILOでも州内の支援にうごいているという。また、パナイ島をフィールドに調査研究を行っている人類学の研究者からもパナイ島西部のアンティーケ州
や島中央部の村でも半数の家屋の被害が出ているとの情報も入っている。声なき声を拾い、支援につなげていかなくてはいけない。 
(吉椿雅道)
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写真は現地在住のご協力者による提供です。
アンティケ州カルヤ.jpg
パナイ北西部.jpg