ジャワ島中部地震ニュース第21報

つぶやきレポート「インドネシア被災地の今」 Scene.4
被災地であるバントゥル県の人々は、多くは米やトウモロコシ、サトウキビなどを作って生計を立てている。その他、ジョクジャカルタへと出稼ぎに出る人も多いという。同じ集落でも主要道路沿いの家々は一目で被害が見えるが、細い道を入った奥の家の状況は見えない。また、主要道路沿いに作られた水田の向こうにある集落はなおさらの事である。それが物資配給の格差を生みだしたのかもしれない。 


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【写真】柱の中の細い鉄筋
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【写真】半年前に建てた家の屋根も崩れた

プレレット郡のウォノクロモ村に住むあるおばあちゃんの家は1985年に建てたが、全壊した。ガレキの中に柱の残骸があった。中には非常に細い鉄筋が二本だけ入っているのが見えた。そのガレキの中で旦那さんは使える資材を一生懸命に集めていた。その資材を使ってきっと仮設の小屋を作るのだろう。。。。
向かいの家は、半年ほど前に建てたが、この地震で屋根が崩れ落ちた。壁の部分は鉄筋コンクリートを使っていはいたが、構造や資材がいかに脆いかが容易に想像できる。やはり「耐震」である。人の命を守る為には。。。
【報告会のお知らせ】
被災地で撮影した写真を使って、被災地の生の声を報告します。
皆さまのお越しをお待ちしております。
 日 時 6月20日(火)18:30~20:30
 場 所 神戸YMCA 423教室
 報告者 吉椿 雅道(CODE臨時スタッフ)
*神戸YMCAへの行き方は、ホームページ
(http://www.kobeymca.or.jp/kobe/wellness/index.html)
をご参照下さい。お申込み、お問い合わせはCODE事務局までお願いし
ます。
*報告会を企画しませんか?
遠方でも交通費を出していただければ報告に行きますので、お気軽に
ご相談下さい。