事務所で涙した時の話

事務所で涙した時の話

11月2日

今日は、テープ起こしやCODE Letterの文書作成やポストカード作成のための写真選びをしました。それと、助成金は今回は用意とアイデアが間に合わず、出すことはできませんでした。しかし、今回助成金の申請書を書いたことで僕がインターン中にどういうことに取り組んでいきたいのかの整理にもなったので、決してマイナスではなく取り組んでみてよかったと思っています。
まとまった考えは、また来週それに関係するイベントをするので、それの報告と共に書きたいと思います。

今日は昨日書こうと思っていたことを書きます。
ちなみに、今日はなかなかに長めです…

先日、吉椿事務局長の大学での講義に同行させていただきました。中国での四川省地震でのCODEの取り組みについての講義でした。その時の、講義についてはこちらの記事に書いてますので、興味のある方はそちらを。

講義の中で、数多くのボランティアが参加したこと、またその参加した人の感想文が紹介されました。その、紹介された感想文は人生に悩む若者の等身大の感想で、とても心に響き泣きそうになりました。

 

後日、さらにほかのボランティアの方の感想文を読ませて頂きました。

僕と同年代のボランティア達の言葉は等身大で、まっすぐで、泥臭くて、心のど真ん中に響いてくる文章でした。まだ、朝の業務が始まったばかりだったのですが1人そっと事務所で涙を流しました。

 

ここで、少しそのボランティアの方の感想を紹介させていただきます。

 

“私は今までなんとなく生きてきた。世の中の出来事は特に興味がなく、すべて人ごとで、すぐに忘れていく。自分の暮らしでいっぱいいっぱいだった。四川大地震の時、私は中国を旅行していた。

自分の中で今まで人ごとのように見ていたそれが目の前にあった。”

 

“僕は『ボランティア』という言葉が好きじゃない。なんだかみんながよく使うから、独りでに大きな意味を持つようになったような気がする。例えば、ボランティアをする人が偉いとか、ボランティアをしないからその人は良くないとか。ボランティアとはいったい何なのか。僕はその答えが今でもわからない。~

僕は自分のためにボランティに参加する。『人のために』とかっこいい事なんてできない。自分の事で精いっぱいだと思う。それで、いったいボランティアとは何なのか自問する。まだわからない。ただ、今回の活動で感じたのは『とりあえず自分ができることをしっかりやる』ということだ。”

“『何もできないかもしれないけど、何かはできるかもしれない』これが二人の動機です。”

以上の感想文は、文章の中の本の部分のためよくわからないところもあると思いますが、とても僕自身の心の奥のところに響いた言葉なので紹介させていただきました。

 

ボランティアとは何なんだろう。

この感想を読んでもっと自分なりに考えてみようと思ったので、少しお付き合いいただければと思います。

 

皆さんはボランティアに参加したことがあるでしょうか?

 

僕は、災害の復興支援や教育関係などのボランティアをしたことがあります。

その経験は、僕の中では非常に大きく自分自身の世界を広げ、成長させてくれたと思っています。僕の中ではボランティアは、自分の時間を人のためにささげるものというよりは、自分の世界を広げ、自分を成長させるという自分のためという部分が大きく、その作業の過程で人のためになっているというイメージです。

 

ボランティアというのは、自分の時間を人のためにささげるただただ素晴らしい事のようなイメージが僕の中ではありました。でもゆっくりと考えてみたら僕は自分のためにボランティアをしていました。

 

もしかしたら、今のボランティアのイメージは綺麗すぎるのかもしれません。ボランティアに行ってるのはいい子で、時にはみんながボランティアに参加するときに拒否したらひどい奴だと言われる。

 

NGOやNPOも似ているところがあるような気がします。日本はその職種の給料が安いイメージがあるので(実際そうだと思いますが)、安い給料で人のために何かをしているなんてすごいとその活動をしている人を聖人のように言うのです。

 

なんだか僕にはすごく違和感があります。ボランティアをする、しない。NGOやNPOで働く、普通の会社で働く。そういう二つの事には、そんなに距離があるのかな。
上で紹介したボランティアの人たちは活動を通して、色々なことを感じ、変わった。

そんな風に、今自分と遠くて関係ないと感じているものも、きっと思ったより近くにあるのかもしれないとそんな気がしました。

 

それでは、今日はこの辺で。

 

今日の文章は長くて、まとまりがなく、結局お前は何が言いたいねん、という文章だったと思いますがここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。なんというか、ありがとうございます。

ここまで読んでいただいて、さらにお願いするのは恐縮ですが、
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