現地よりレポート

 おはようございます。事務局長の村井です。
 ハイチ地震に関してですが、一夜明けると残念ながら甚大な被害となることが明らかになりつつあります。NGOはじめ各国の救援が開始されていますが、亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、これ以上被害が拡大しないことを願うばかりです。
 すでに昨日からメキシコ在住のCODE海外研究員クワテモックからの情報および昨年4月からエルサルバドルで防災教育の普及に取り組んでいるKさんからの情報(第1報)を下記に添付しておきます。ご参考にして下さい。
(クワテモックより)
 ハイチの地震についてですが、これは昨日発生しました。火曜日、現地時間午後4時53分であり、通常の勤務時間帯であるため多くの建物に人がいる状態でした。震源は首都ポルトープランスの南東15(キロ?)です。震央まではわずか8kmでした。いくつかの情報によ
ればマグニチュードは7~7.3です。
 ともかく、この地震はアメリカ大陸の最も貧しい国または世界で最も貧しい国の一つを直撃し、災害と混沌をもたらしました。余震が続いており、マグニチュードは5.1、5.5、5.9あたりが多いです。大雑把に見積もって、地震で300万人が被災しました。(国の全人口は900万人です。)過去200年のハイチの歴史の中で最も大きな地震です。掘っ立て小屋から国の宮殿に至るまで、地震で倒れました。埃はポルトープランス内や周辺にあふれています。何千人もの人々が公共の広場に集まり、聖歌を歌い、泣いています。
 壊れた建物には、Petionvilleの病院、国連の建物、Montanaホテル、そして各地の何千もの家々や小さな建物があります。多くの建物は地震発生時に人が居ました。
 ニュースは二次情報が多く、多くの場所で停電、固定電話及び携帯電話の不通、インターネット利用不能となっています。空港でさえ、地震の影響で閉鎖されました。病院では犠牲者をさばききれていません。まだ平静は取り戻せていませんが、皆、これはハイチの大惨事であると理解しており、またカトリック救援サービスの職員は瓦礫の中にまだ「何千人もの死者」がいると確信しています。通りのあちこちに死者や怪我人が横たわっています。
 私はハイチに何人かの友人が居ますが、今のところ連絡が取れません。何時間か後には通信が回復し、状況が確かめられることを願っています。おそらく、我々が把握しているよりももっとひどい状況でしょう。新たな情報を得たら、すぐにあなたにお知らせします。
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(Kさんより)
 小さいですがハイチ地震の新聞の画像と、一部ですがこの新聞記事の訳を送ります。
国際ニュース:ハイチ地震
マグニチュード7.3の地震、余震も続き、大災害となる恐れ。
死者の数はまだ出ていない。
カリブ地域の歴史においても非常に強いこの地震は、昨日のハイチを大きく揺さ振った。
当局の情報では、倒壊した病院で助けを叫ぶ人もいるという。
各地から来ている援助機関の関係者は「これは完全な災害と混乱(カオス)である」と述べている。
情報の伝達手段はほぼ切れており、この地震の被害、貧しい地域や建物の脆弱な地域の状況を知ることは難しい。
多くの場所で電力の供給がなかった。
マリーランドにある団体の職員は「わかっているのは大災害だということです。多くの粉塵がプエルトプリンシペを取り巻いていた」と述べている。
速報として死者、被災者の数は表れてきていなかった。
本震の後にも強烈な揺れを感じられた。
マグニチュードは7.3で震央はプエルトプリンシペから15キロ西にあたり、深さは8キロとアメリカの地質関係の機関は発表している。
「全てが驚きと恐怖である」と現地を訪れたアメリカの農業機関関係者は述べている。
「空が灰色の粉塵にかえったようだ」
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