スリランカより愛を込めて-クキさんの防災共育レポート21

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得意気に発表

「工作プログラム:情報ボード作成」2
まずは、情報ボードの説明から始まり、先週質問にもあった、非常用持ち出しバックについての復習がされた。「バックの中には何を入れたら良いのか分かる人?」とチャトランギーが皆に尋ねると一斉に手が上がり、ある園児を指定した。その子は手をポケットに突っ込んで、得意気に皆の前で発表していた。聞いている園児たちも、興味津々、中には、その子と一緒になってバックの中身を言っている園児もいた。よく覚えているなぁと感心して見ていた。
次に、情報ボードに貼る情報の説明がされた。合計6つの情報である。各絵柄を、丁寧にチャトランギーが説明する。こちらが驚くほどに園児らは全ての絵柄を理解してくれた。ある園児が、「お母さんとお父さんはよくケンカをするんだけれども、止めさせる為の情報ってあるの?」と聞いてきた。ニローシュが私の耳元で、「この子の両親、仲悪いので有名なんだ」と囁いた。チャトランギーは、少し困った表情を見せたものの、すぐさま、「家族の絵を描いて、全体をハートで囲んだらどうかなぁ?」と笑み一杯に言った。その子も笑み一杯に「うん!」と言って答えた。この園児にとっての災害は、両親がいつもケンカしていることなのだろう。リーダの一人であるR君は「怖さ」が災害だと言った。N君は「失敗」だと言った。D君は「暴力・酒」だと言った。彼の父親はアル中で、母親に暴力を振るう。人にはそれぞれ違った災害がある。私にとっての災害とは何かと問うと「寂しさ」かもしれない。しかし、これらの殆どの災害は、人の優しさや、大丈夫だよ、心配するな、側にいつもいるよ!といった励ましや思いやりによって軽減されるのではないかなと思う。