スリランカ防災「共育」プロジェクト 現地レポートNo.26

report26-1.jpg
【写真】キラウェラ村からボランティアさん(村長の娘さん)が
report26-2.jpg
【写真】ボランティアリーダー、YMCAでの特訓?の成果

(クキさんレポート19)
 第3週目は「エマージェンシーランプ工作」共育がトッタムナ村で実施された。「お・は・し・も」の歌を最初に皆で合唱♪年少さんの側でヒロが「お・は・し・も」の歌のフレーズを口ずさむと、その子はその続きを口ずさんでいた。この歌が確実に子どもたちに伝わっていっていると確認できた瞬間である。ヒロは何回もその子の側に行って、「お・は・し・も」の歌を口ずさんでは、その子の反応に日溜りのような暖かい優しい眼差しで見つめていた。
 今回はキラウェラ村から村長さんの娘さんがボランティアとして来て下さった。国内UNVが「子どもたちのID作成」の説明をしていると、彼女は年少さんの中に入り、一人ひとりの情報をノートに記入し始めていた。そして、彼女にはお願いしていないにもかかわらず、プログラムが終わるまで、前回、シンハサナ村での子どもたちのID情報(シンハラ語)を英語に訳してくれた。同じ村の肝っ玉YASA母さんは前回、シンハサナ村に来て下さった。そして今回は彼女である。何も言わなくても、何も頼まなくても、こうやってボランティアの輪が広がっていく。一体何が彼らを突き動かしているのだろうか。「防災共育」の重要性?いや違う。子どもたちが好きだから?これも違う。多分、このプロジェクトが、地元のボランティアらが自ら考え、創り上げていくものであるからだと思う。ボランティア活動を通じた自立への道への体感の共有こそがボランティアネットワークの基礎となるのではないだろうか。
スマトラ島沖地震津波救援募金にご協力下さい
 郵便振替:00930-0-330579 加入者名:CODE
 *通信欄に「スマトラ沖地震津波支援」と明記してください。
募金全体の15%を上限として事務局運営・管理費に充てさせていただきます
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
CODE海外災害援助市民センター