スリランカ防災「共育」プロジェクト 現地レポートNo.5

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【写真】黒板作りの様子

前に、ヒロさんが自ら手作りで黒板をつくることを提案したことについて触れましたが、そのことについてのヒロさんの思いがレポートされてきましたので、次ぎに紹介します。
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今日はDevinuaraでの黒板作成の様子を写真で送ります。ここは2月からスタートするのですが、写真にある板はプロジェクトを運営するリーダーの家のドアです。そして白シャツでナイフを持っているのはこの村の村長。彼が自宅を開放して毎週一回プロジェクトを行うことになっています。「なんてケチな日本人なんだ?」と絶対彼らは思っていることでしょう。
なぜ私が手作りの黒板作成にこだわるのか?その最大の理由はsense of ownership、日本語にはしにくいですが、このプロジェクトが人から与えられたものではなく自分たちのものである、自分たちの手で作ったという感覚を持ってもらいたいからです。これと合わせてsense of control、つまりこのプロジェクトを自分たちで運営しているという感覚を、彼らボランティアに持ってもらいたいわけです。言葉にすると簡単ですが、この二つは体験からしか学べな
い。ある時黒板が欲しいというリクエストを聞いて、「あ、これだ!」と思ったわけです。
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【写真】現地の子どもたち

毎日毎日のスリランカレポートで恐縮ですが、滝田裕之さんがCODEのプロジェクトをサポートするために、実に精力的に働いておられるので、ご支援戴いているみなさまにも是非、少しでも子どもたちと生きいきと活動する姿を、想像して下さればと思います。阪神・淡路大震災のあと
には、PTSDという震災から受けたショックが、5年を過ぎても続いていると云う事例も少なくありませんでした。スリランカではTSUNAMIからやっと1年が過ぎたところです。TSUNAMIで家を流されキャンプで生活している人たちもおられます。まだまだこれからという状態ですが、これまで同様よろしくご支援の程お願い致します。
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CODE海外災害援助市民センター