スリランカ防災「共育」プロジェクト 現地レポートNo.3

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【写真】子ども達に描いてもらった絵(マータラ)

防災「共育」の中でもいわゆる「心のケアー」という分野でしょうが、子どもに敢えて津波のときのことを思い出しながら絵を描いてもらって、津波で受けた恐怖感を徐々に払拭しながら、やがて正しい津波の知識を理解して貰うというものがあるようですが、この手法は場合によっては専門家との連携が求められます。ヒロさんは、アラスカでの実践を重ねてきたソーシャル・ワーカーなので、その辺りは心得ているようです。ヒロさんは、一度子どもたちに絵を描いて貰ったようです。(HPには、その絵が紹介されています。)彼は、日本のドナーのみなさんに今取り組んでいる防災「共育」の参加者である子どもたちの表情をまず絵をとおして紹介したいと考えたようです。
また、彼のブログでも詳しく紹介されていますがある村でこのプロジェクトを進めようとすでに入っている地区があります。そこの中学生たちがこのプロジェクトを進めるために「黒板が欲しい!」と彼に提案したら、彼が「よし、じゃあ板切れを拾ってきて黒板を作ろう!」と逆提案をしたようです。そうすると中学生たちは、最初は「えっ?」と目を白黒させたようですが、
まさにボランタリーな行動を開始しはじめたのです。まさに彼のやり方は、「共育」で一緒に考え、一緒に創りだしていくという手法です。こうしてこの1年間、私たちCODEはスペシャリストである彼が行う、スリランカにおけるこの防災「共育」プロジェクトをとおしてきっと学ぶことが多いでしょう。
さて、いよいよ濱田久紀さんがヒロさんと合流したようです。クキさんは11年前の阪神・淡路大震災で衝撃的な体験をしているだけに、ヒロさんとはまたひと味違った形でそうした経験が、きっとこの防災「共育」プロジェクトにも生かされてくると思います。お楽しみに!
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