スリランカ防災「共育」プロジェクト 現地レポートNo.1

スリランカ地図

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【写真】イシャンカさんが子どもたちに「お・は・し・も」の歌を教えている様子(マータラ)

 みなさま、いつもご支援有り難うございます。事務局長の村井です。先日紹介しましたUNV(国連ボランティア計画)のスタッフとして、CODEがスリランカで行う防災教育をサポートして下さっている滝田さん(通称ヒロ)から、いよいよ本格的なスタートに向けてのレポートが寄せられましたので少し掻い摘んでご紹介します。尚、すでに新聞などでご存知かも知れませんが、昨年4月からCODEでアルバイトをしていた濱田久紀さん(通称クキ)も、やっと最終手続きが済み先日20日、スリランカに向かいました。着任先は、ヒロさんがマータラ、クキさんはゴールです。
この国連ボランティア計画の活動期間は今年12月31日までです。その後この防災教育プロジェクトがどこまで続けられるかは、現地のカウンターパートナーであるスリランカYMCAの力量とこの1年間で育つボランティアにかかっています。現地の様子については今後この二人から届けられますので、小刻みにして事務局からみなさまにはこのMLを使ってお伝えします。
<スリランカ防災「共育」プロジェクト現地レポート No.1-2006.1.22>
-いよいよスリランカバージョン「お・は・し・も」広がる!!-
防災ソングとして愛知県美浜町布土小学校で歌い続けられている「お・は・し・も」ソングが、ヒロさんの赴任先マータラで広まりつつあります。デビヌワラという漁村に住む中学生のイシャンカという女の子が、5ヶ所でこの歌を広めていますが1時間もすれば子どもたちは歌を覚えてしまうほどです。
この歌は、もともと地震が来たら慌てずに「おさないで、はしらないで、しゃべらないで、もどらないで」パニックを起こさないように逃げようというリズミカルなメロディなのですが、何故かイシャンカとイシャンカのお母さんが編曲?したのはゆったりしたメロディーになっています。でもこの地域の伝統の楽器を使ってのメロディになっているそうで、ココナッツで造った太鼓なども使いながらの歌に仕上がっており、ヒロさんはむしろこうしてその地域の文化にあった形でアレンジされていくことを評価しています。
もちろんCODEとしても同感で、「おはしも」を生みだした布土小学校の先生にも了解を取って進めています。楽器を買ったりするお金もありませんので、こうした手作り楽器を使うことになりますがそれはそれでやりがいのある活動になっています。
*「おはしも」のCDがあります。必要な方は事務局まで申し出て下さい。(一枚500円送料別)
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