スマトラ島沖地震津波被害ニュース<第5報>

◆日本YMCA同盟が緊急支援開始
 日本のYMCAはこの地震と津波による国や地域を超えた大きな災害に対し、アジア・太平洋YMCA同盟(APAY)、世界YMCA同盟(WA)と協力し、救援活動・復興支援活動に協力していきます。日本全国のYMCAの皆様には緊急支援募金という形でのご協力をお願いいたします。この募金はアジア・太平洋YMCA同盟や世界YMCA同盟に送られ、被災地域のYMCAが行う救援・復興活動に用いられます。度重なる緊急募金のお願いで心苦しいのですが、被災した方々の苦しみと悲しみを覚え、ご協力下さいますようお願い申し上げます。
「スマトラ島沖地震・津波被害に対する緊急支援募金」
「フィリピン台風被害に対する緊急支援募金」
  募金期間:2004年12月27日(月)~2005年1月31日(月)
  募金方法:全国の各YMCA窓口のまたは銀行振込みにて承ります。
   「スマトラ地震・フィリピン台風緊急募金」とご指定ください。
    募金振込先:東京三菱銀行 四谷支店 普通預金 0951298
    財団法人日本YMCA同盟 国際協力募金口
◆インドネシア民主化支援ネットワーク、インドネシア支援へ。
 インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)は1998年からアチェ州で人権弾圧の犠牲者を支援する活動、父親を亡くした子どもたちへの奨学金プログラムなどをおこなっています。
 アチェは、独立派ゲリラとインドネシア国軍の和平交渉が破綻に終わった2003年5月から、軍事戒厳令、非常事態が布かれており、すでに多くの人権侵害の犠牲者や域内避難民が出ています。今回の地震により、その状況はさらに厳しくなっています。また、軍事作戦下にあるアチェでは、海外NGOの入域が厳しく制限され、今回も地震の犠牲者が孤立することが大いに危惧されます。
 このように情報収集が困難な状況にありますが、NINDJAはアチェのNGOとの広域なネットワークを生かし、現地との連絡をとりながら現在、被害状況を確認中です。NINDJAのネットワーク拠点のひとつであるロスマウェでは多くの犠牲者、被害が出ているとの情報があり、食糧・医薬品・生活物資などの緊急支援及び、中・長期的に建物の修復などの支援が必要となります。
 NINDJAは、ジャカルタにいるアチェ人活動家たちが緊急に立ち上げた「アチェ自然災害のための人道支援ポスト(Posko Kemanusiaan untuk Bencana Alam Aceh)などを通じて、被災者への支援をおこないます。ぜひ、みなさまのご支援をお願いいたします。
スマトラ島沖地震:アチェの被害者への緊急カンパのお願い
◇カンパのお振込先
 振替口座 00190-8-76398 アチェ人道支援キャンペーン