スマトラ島沖地震・周辺津波被害<第3報>

CODE事務局です。
◆CODE会員さん(スリランカ在住経験あり)からの情報
 スリランカ、ランカウェブの情報によるとスリランカ北東部(トリンコマリー付近)での死者は1700人にのぼる。
ゴール(スリランカ南部の町)にある刑務所が被害にあい、囚人400人以上が死亡し、300人以上が刑務所から逃走している。
 今回、被害を受けた地域は、スリランカ南部(ゴール、ウナワトゥナ、マータラ)へはコロンボ(スリランカ最大の商業都市)から車で約4~5時間かかります。この地域に行く途中に通る町(ベールワラ、ベントタ、ヒッカドゥワ、etc)は観光地としても栄えていて外国人観光客がとても多い町です。これらの地域にも少なからず被害が出ているのではと思いますが、詳細がまだわかりません。今の時期は1年のうちでもっとも良いシーズンで、気温は大体30度以上の日が続きます。
 次にスリランカ北東部(トリンコマリーetc)はつい最近までスリランカ国内での民族闘争(シンハラ人とタミール人間での戦い)がとても激しかった地域でこの地域への立ち入りが禁止されていましたが、今は少しずつ緩和されてきているようです。
 スリランカの知人からはトリンコマリーはスリランカの中でも最も海岸や海の景色が綺麗なところだといっていました。この地域はこの時期ちょうど、雨季に入ってしまいます。そのため波が高めの時期になります。
 現地の情報を引き続き集めます。
 トリンコマリーはコロンボからクルネーガラ経由で車で7~8時間くらいかかります。
◆CODE海外研究員マヌ・グプタ(インドNGO、SEEDS代表)被災地へ
 昨夜、CODEとはインド西部大地震からのカウンターパートであったインドのNGO,SEEDS代表マヌ・グプタがインド南部の被災地、チェンナイに向かうと連絡がありました。今日中には被災地へ入れるでしょう。
◆CODE会員谷さんからの連絡
 同じく昨夜、CODE会員の谷さんからもご連絡をいただき、娘さんがインドネシア、アチェに関わりを持っておられるということでした。情報収集をはじめてくださっています。
◆JICA国際緊急援助隊医療チーム、スリランカへ派遣へ
 日本政府は26日スリランカ政府からの現地日本大使館を通じて、支援要請を受けて津波被害に対する緊急援助支援を行うことを決定しました。政府は他の国に対しても現地政府からの要請があり次第、医療チームや捜索・救助チームの派遣を検討する。スリランカへ派遣される医療チームは緊急専門の医師や看護士など21人。27日にも現地入りをします。
◆日本のNGOも現地へスタッフ派遣開始
 イラン、バムにおいて協働をしている日本のNGO、ピースウィンズ・ジャパンもインドネシア、スマトラ島北部のナングル・アチェ・ダルサラム州(旧アチェ特別州)での緊急支援を想定し、スタッフの派遣を決定しました。ジャカルタ事務所の現地スタッフ2人を27日にも、州都バンダアチェに派遣するとともに、日本からの支援チーム第一陣として、国際スタッフ2人を27日午前成田発の航空機でジャカルタに派遣。被害状況や支援のニーズについての情報収集にあたるとともに、現地NGOと連携して支援の可能性を探ります。 
 引き続き情報収集をしています。関係機関で情報をお持ちの方はご連絡ください。

2 thoughts on “スマトラ島沖地震・周辺津波被害<第3報>

  1. tiscrivo

    詳細な情報ありがとうございます。リンク貼らせていただきました。
    私のブログで支援情報まとめてますのでよかったらお越しください。
    日本のNGOもAMDA、PWJ、赤十字、AARと行きはじめてますが、やはり神戸の経験は大きいと思うので期待しています。

  2. CODE

     tiscrivoさん、コメントありがとうございます。今後とも、よろしくお願いいたします。

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