「CODEのボートが提供されました!!」
先日、北陸学院大学の田中先生の企画で大学生のボランティアキャンプに同行させていただきました。金沢大学の鈴木さん、金沢美術工芸大学の東郷さんの2名の学生さんと共にフィリピン、セブ島の被災地で漁村の暮らしを体験してもらう事で被災地を身をもって感じてもらうというものでした。
今回の訪問に合わせて、現地のNGO、FIDEC(Central Visayas Fisherfolk Development Center)のJojoさんがボート2艘をバンタヤン島のバランガイPOOCに提供してくれていました。そこ学生の東郷さんにCODEのロゴの型枠を作ってもらい、それに合わせてボートの前方と後方の2ヵ所にCODEの文字を皆で入れました。ダルマに目を入れるようにボートに魂を吹き込むような気がしました。
ボートを提供されたPOOCのボニー(24歳)は村の若きリーダーのような存在で、ボートを本当に喜んでくれ、嬉しさのあまり「明日、ボートにモーターをつけるので最初に君たちを乗せたい!」と言ってくれました。
翌日の進水式では、ボニー一家がご馳走を作ってくれました。この地域では船を最初に海に出す時はもち米を食べてささやかにお祝いをするそうです。
CODEのロゴの入ったボートが透き通った海を颯爽と走る姿は本当に感動的で、ボートを自由自在に操るボニーの姿も漁師としての誇りを取り戻したような気さえしました。
フィリピン台風後、沢山の日本の人たちの思いが、現地のNGOの人たちや船大工の人たち、日本の学生さんなど沢山の人の協力を経て、こうやって形になった事にあらためて感謝したいと思います。引き続きご協力のほどよろしくお願いいたします。
(吉椿雅道)
皆でボートにロゴを入れる
ロゴの入った2艘
これからこのボートが漁民の暮らしを支える
ボニーやNGOのメンバー、学生たちと
颯爽と走るボート