No.26「若者が見た被災地⑧」

地震発生から4日後にCODEのスタッフは、トルコの被災地に向かいました。
その際に通訳ボランティアとして同行してくれたネブシェヒル大学大学日本語学科3年生のウムートさんから今回の感想が来ましたので、前回のオーズハンさんに引き続きご紹介します。
なお、感想は、ネブシェヒル大学日本語学科教員の藤本憲志さんからの質問形式になっています。(吉椿)
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藤本)これまでボランティアをしたことがありますか。
ウムート)いいえ、私はこれまでボランティアをしたことがありません。この地震は私が生まれて以来の最大の災害です。

藤本)今まで通訳ボランティアをしたことがありますか?
ウムート)いいえ、私はまだ日本語のレベルが上がっていないので、これが初めてです。

藤本)今回の通訳ボランティアで、一番印象に残ったのはどんなことですか?
ウムート)―人々や子供たちの感情を翻訳することは、一番難しかったです。

藤本)通訳でうまく通訳できたのはどんなことですか?
ウムート)この質問に答えられません。頑張りましたが、通訳はあまり出来なかったと思います。

藤本)通訳でうまく通訳できなかったのはどんなことですか?
ウムート)子供たちの感情を通訳することが難しかったです。これは私にとってつらかったです。

藤本)今後うまく通訳するためには何が必要だと思いましたか?
ウムート)今後もっとうまく通訳するためには、経験を積むことが必要だと思います。

藤本)被災地を見てどんなことを思いましたか?
ウムート)被災地がどれほどひどい状態にあると考えました。

藤本)これからのトルコは何が必要だと思いますか?
ウムート)言いにくいですが、まずは仕事をきちんとこなす正直な人が必要だと思います。

藤本)今回ボランティアに参加してどう思いましたか?
ウムート)幸せ、怒り、悲しみ、全てを感じました。

藤本)どんな経験をしましたか?
ウムート)「人々を助けたい!」という新しい考え方を経験しました。

藤本)何が一番不安でしたか?
ウムート)一番不安に感じたことは、政府の人たちがボランティアではなく命令によって被災地に来ていたことだと思います。

藤本)行く前に考えていたことと一番違っていたことは何ですか?
ウムート)シリア人の数、動き、地位はトルコ人よりも上でした。また、必要がなくても、多くのシリア人が政府やボランティアから様々な物を要求していました。

藤本)行く前に考えていたことと予想通りだったのはどんなことですか?
ウムート) 私は被災地が大変な状況だろうと思っていましたが、実際にそうでした。

藤本)その経験についてどう思いましたか?
ウムート)「人々を助けたい!」と思いました。

藤本)今回の経験を何に活かそうと思いますか?
ウムート)お金があれば、人々をもっと助けることができます。だから、働いてお金を稼ぎたいと思います。

藤本)もし次回ボランティアの機会があれば参加しますか?
ウムート)もちろんです。これほど災害が大きかったら、必ず助けにいきたいです。

藤本)トルコのNGOやボランティアについてどう思いますか?
ウムート)今回の地震ではトルコのNGOは政府よりもよかったと思います。

ウムート)学生なので、まだ日本語が不十分です。本当に申し訳ありません。

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