No.10「若者が見た被災地③」

ガジアンテップ城近くの避難場所を訪れた。
人々はヒアリングをしている私たちを見ると、近づいて話しかけてきた。
テントから人がどんどん出てきて、こんなにもテントの中に人が住んでいたのかと驚かされた。中にはテント一つに50人のものもあると聞いた。なけなしのお金で自ら買ったブルーシートと家にあった材料でテントを手作りをしている人も多かった。それもできない人は外で寝泊まりしているそうだ。
「ヘルプはいつ来るんだ」「寒さで風邪をひいてしまった、薬と防寒具が欲しい」。何度も私に訴えてきたが、「日本にいる人達にこの状況を伝えます」としか言うことができなかった。今の状況をほとんど変えることができずもどかしさを感じていたが、人々は私たちを笑顔で見送ってくれた。

夜、ホテルで揺れを感じた。余震はまだ続いている。跡形もなくなった街を見ていただけに、少しの揺れでも自分の中で恐怖感を覚えた。1週間前の地震を経験した人たちはどれほど怖い思いをしているのだろう。
今、揺れに怯えながらテント生活をしている人々が安心して寝られる家とは一体どんなものなのだろうかと思った。
(植田)

**********
救援募金にご協力下さい。ご寄付はこちらからお願いいたします。
※通信欄に支援先をご記入ください(例:トルコ・シリア)。

★クレジットカード
こちらのページからご寄付いただけます。
https://code-jp.org/donation/

★郵便振替
郵便振替:00930-0-330579
口座名義:CODE

★ゆうちょ銀行
支店番号:〇九九店
店番:099
口座番号:0330579(当座)
口座名義:CODE(コード)
※口座名義をカタカナで指定されている場合は名義人に「コード」とご記入ください。

★近畿労働金庫
支店名:神戸支店
支店番号:642
口座番号:8881040(普通)
口座名義:CODE海外災害援助市民センター

※募金全体の25%を上限として事務局運営・管理費に充てさせていただきます。


手作りのテント 缶とパイプでストーブが作られている


4本の木を柱にしている

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)