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スマトラ沖地震津波 国別被害状況(2004年12月29日現在)

 新聞各社によると、スマトラ沖大地震と津波の死者は、発生から3日目の29日現在、約6万3千人に達した。津波による被害は過去最悪の規模で、今後も拡大する見通しである。国際機関や主要国などが支援物資の緊急輸送をはじめたが、通信や交通網が寸断されたままで、救援活動は遅れている。ロイター通信によると、29日現在で死者はインドネシアで2万7千174人、スリランカでも2万1千715人に増えた。このほか、インドでは1万2千419人、タイ1千516人モルディブ55人など。東アフリカでもソマリアなどで133人が死亡した。


ミャンマー

ミャンマーでは津波で90人が死亡、17の村が破壊

原文URL: 
http://www.reliefweb.int/w/rwb.nsf/6686f45896f15dbc852567ae00530132/f956fb4cd106fe47c1256f78004bfa8f?OpenDocument
情報源: Agence France-Presse
日付: 2004年12月28日
              
ヤンゴン,12月28日(AFP)
28日の国連の調べによると、ミャンマーでは、90人が巨大な地震による津波で亡くなり、17の村が破壊された。
ミャンマー政府によると、17の海岸に近い村が破壊され、犠牲者の数は拡大するであろうと言った。
軍の暫定政権は自然災害の情報をほとんど公開しないが、火曜日(28日)の記者会見では公式の死亡者数は36人であると言った。
ヤンゴンの南西のAyeyarwaddyという地域と、ミャンマーの最も南にあるタイとの国境のTanintharyiという地域が最も大きな被害に遭っている。西のRakhine州でも死亡者が出ており、特にCoCo諸島の海岸地域が被害に遭っている。
行方の分からない漁船もいくつかあるが、破壊された村についての詳細は提供されていない。
医療用品や清潔な水、食糧の配給といった人道的支援の提供は継続されると国際団体は言った。
「このような重大時ではあるが、支援は要請されていない」
国連は漁村のコミュニティーや海のジプシーと呼ばれる民族グループのSaloneとMokenについて特に心配しているAFPに言った。
ミャンマーでは2830キロメートルが海岸線で、観光地としてはわずかに発展しているだけである。関係者は、すぐに確定はできないがAFPに犠牲者の中には外国人旅行客はいないと言った。
* 著作権は情報源に帰属します。
* この情報はCODE事務局スタッフによる仮訳です。


ソマリア

ソマリア政府の報告によると津波の死亡者は100人

原文URL:  http://www.reliefweb.int/w/rwb.nsf/6686f45896f15dbc852567ae00530132/2a9959a7b94b1bc4c1256f7800330179?OpenDocument
情報源: Deutsche Presse Agentur
日付: 2004年12月28日
            
ナイロビ(DPA)
ソマリアでは、少なくとも百人の人々が地震後の津波で亡くなったとソマリア政府のスポークスマンが言った。死亡者には海岸地域に住んでいた人々と日曜に海に出ていた漁師がいるとのことである。地元のRed Crescentからの情報によると、40人から50人の死亡が確認された。被災地は遠方なので死亡者や被害の情報を集めることが困難である。 Puntland沿岸(ソマリア北東部)が最も被害が大きいようである。ケニア、マウリシャス、マダガスカルの北東にあるセーシェル島は東アフリカの中でも最も被害の大きい地域である。ソマリア政府のスポークスマンは「私たちの経済は漁業と家畜に頼っているので、今回は大きな打撃である」と国際社会に訴えた。
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* 著作権は情報源に帰属します。
* この情報はCODE事務局スタッフによる仮の概要訳です。


インド

CODE海外研究員マヌ・グプタ(インドNGO、SEEDS代表)被災地へ

 
情報源: ManuさんからCODEへのメール
日付: 2004年12月29日
CODEとインド西部大地震からのカウンターパートであったインドのNGO、SEEDS代表マヌ・グプタさんが彼のチームと一緒に27日にインド南部の被災地チェンナイに入った。以下の文章はマヌさんからの報告書である。
Andaman諸島のPort BlairでキャンプとしているManuと私たちのチームから報告を受けました。これはその最新情報の要約です。
1. アンダマン(Andaman)諸島とニコバル(Nicobar)諸島では、緊急援助をしているNGOはない。行政と小規模の地元グループだけが活動している。
2. ニコバル諸島の地域が最も悲惨である。インド洋にこれらの島々があったが、人々は流されて、多くの死体は海岸には戻って来ない。統計によると、約1万5千人が犠牲になっている。
3. ニコバル諸島の地域は食糧、衣服、仮設住宅のような基本的な緊急援助支援を必要としている。
4. Port Blairでは大きな被害はない。だから、実際に行政が人々を被害が起きやすい地域から避難させ、津波再発の恐怖のもとで、Port Blairへ人々を移動させている。これは、今朝7時頃にもリフタースケールでマグニチュード6.2の地震が起き、この地域は比較的大きな揺れがまだ続いているためである。
5. Port Balirでは、4つの救援キャンプが行政によって運営されている。行政は、キャンプを運営するためのスタッフの数も物資の数も極めて不足している。赤十字はデリーからPort Blairへのチャーター便で救援物資を運ぼうとしている。しかし、彼らもまた、先遣部隊はなく、緊急物資の配給を手配する地元グループの能力も不確かである。
6. 本島から救援することはとても厄介である。離れた島へ移動する際には政府の許可が必要であり、それらの地域で独自に活動しているNGOはない。
7. 行政は私たちにPort Blair付近の二つの救援キャンプで活動するよう要請した。私たちは、12月29日の朝から約2000人規模のキャンプで、1,2日中には他のキャンプでも、活動し始める予定である。グジャラートの現地事務所からへ急いでアンダマン諸島人材をバックアップしている。 
8. 行政は長期的な復興の必要性について述べている。私たちはこの必要性を調べて、緊急時に命を救うことを最優先に取り組んだ後に、長期的な復興についての計画をたてる予定である。
最新情報は、私たちのホームページであるwww.seedsindia.org.で入手することができる。ここのホームページには、最新の状況レポート、アンダマン諸島の現地レポート、アンダマン諸島とニコバル諸島の紹介、国際的アピールが載せている。私たちは、情報を引き続き更新していく予定です。