スリランカ第 7 次調査報告No.3

■漁業組合

DSCF0120-s-c.jpg

翌日は、ハンバントータ県のクダワラという漁村にある漁業組合を訪れた。漁師さんたちは津波で漁業の道具を失い、生計手段を奪われた。CODEは漁師の組合を設立し、一隻のボートを支援した。この船を組合員が交代で使い、漁に出る。獲れた魚はゴールやマータラといった町からやってくる卸売業者に売る。お金を儲けた漁師は収穫の一部を組合に寄付し、皆で集めたお金で再び組合のために、夜間の漁ためのランプ等を購入する。
他にも、多くの船を支援している団体もあるが、CODEの支援について組合の代表はこう言った。「CODEは個人にではなく、この漁業組合というコミュニティに対してボートをくれた。もし個人に船をあげていたら、その人だけが豊かになり、社会に不和が生まれてしまうだろう。だから、たった1隻のボートだけれど、このようにコミュニティが協力して強くなれる方法は良かった。」