【写真】毎回、プログラムの始まりに、祈ります |
【写真】年長さんが年少さんの手を引く |
【写真】僧侶に挨拶をする子どもたち |
(クキさんレポート26)
第4週目「避難所(お寺)の写生」共育プログラムがタララ村で実施された。私たちが到着した時、子どもたちは朝のお祈りを始めていた。プロジェクトサイトである個人宅の部屋の一角に仏陀が飾られている。その方向に子どもたちは座り、約5分間のお経が唱えられた。子どもたちの中にはお経を忘れてしまって隣の子どもの口の動きを見ながら、唱えている子もいたが殆どの子どもは、しっかりお経を最後まで唱えていた。私は仏教徒ではないが、宗教が違っても宗派が違っても、「祈る」という行為は人の気持ちを穏やかに又平和な気持ちにさせるものだと思う。
国内UNVによる写生の説明後、プロジェクトサイトから避難所となるお寺まで大移動となった。ボランティアリーダーらの指示により子どもたちは一列に並ぶ。TUKTUKを先頭に、お寺まで歩いていくことになった。列の先頭、途中、最後尾に各ボランティアリーダーらが立つ。15歳を中心とした子どもたちだけのボランティアリーダーらは、子どもたちをいかにして「守る」のかをよく知っている。完璧なまでの誘導だ。お寺までの道の掲示板があった。今回で第3回目となる「写生」ではあったが、タララ村のみがこのような掲示板が建てられていた。次回、子どもたちの手でお寺への道の掲示板を他の村で建ててみたいと思う。
お寺に着くと子どもたちは、僧侶のいる場所まで駆け寄った。彼に挨拶をするためだ。このお寺にはチーフ僧侶と9歳ぐらいの男の子の僧侶がいる。スリランカでは僧侶を見ると必ず皆、頭を地面ギリギリまで下げてひれ伏する。僧侶が子どもであっても、大人も子どもも同じようにひれ伏する。この行為にはいつも驚かされる。チーフ僧侶はひれ伏する子どもの頭に手をのせてニコッと笑った。とても綺麗な笑顔だったのが印象的だ。
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