【写真】『お・は・し・も』の歌の伝授共育の様子 |
新しい村での「お・は・し・も」伝授の様子です。今回も長いので、3回に分けます。
(クキさんレポート14)
第2週目は、「『お・は・し・も』の歌の伝授共育」がデビヌワラ・キャラウェラ村(手作り黒板の場所)で実施された。タララ村で既にイシャンカというデビヌワラ出身の大学生によって伝授されてきたのだが、ここキラウェラ村では今回始めて、「お・は・し・も」の歌(マータラ・バージョン)がタララ村のボランティアリーダー(子どもたち)によって伝授された。
毎週土曜日は、2つの村で「防災『共育』」プロジェクトが実施されている。午前中はタララ村、午後はここデビヌワラ・キャラウェラ村である。午前にタララ村での活動を終了した後、ボランティアリーダーらをTUKTUKに乗せてデビヌワラ・キャラウェラ村まで走らせた。2台のTUKTUKにぎゅうぎゅう詰めになりながら移動した。ボランティアリーダーの女の子の一人は私の膝の上に座った。「重くない?大丈夫?」と何回もその子は私に気遣いながらも、私が自分の膝をトントンと上げたり下げたりすると、キャッキャッといって、TUKTUK内は大騒ぎとなった。隣に座っていたボランティアリーダーの子どもも同じように、自分の膝をトントンと上げたり下げたりして、その上に座っていた子どもも大喜び♪膝を上げたり下げたりすること自体は何でもないことなのに、ある瞬間から意味をだしはじめる。そのある瞬間とは人間の心が動く時だと思う。
タララ村から約15分程で、デビヌワラ・キャラウェラ村に着いた。村長宅前には、肝っ玉YASA母さんに、もう一人のボランティアーダーらが既に子どもたちの出席をとっていた。
タララ村のボランティアリーダーの子どもたちは、少し恥ずかしそうに、子どもたちの前の席についた。今回は、彼らによって「お・は・し・も」の歌が子どもたちに伝授される。他の村から村へボランティアのネットワークが確実に創られていく。それも子どもたちが主体的になって創られていく。わが子を見守るような気持ちで彼らを見つめていた。
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