ジャワ島中部地震ニュース第46報

つぶやきレポート「インドネシア被災地の今」 Scene.28
 ジャワ島のジョクジャカルタ市には4つの国立大学と63の私立や専門大学があるそうだ。まさに大学の町である。そのひとつである国立ガジャマダ大学(UGAM)は、今回のジャワ中部地震の復旧・復興の中心的存在である。日本の神戸大学や九州大学とも学術交流を以前から行っていたそうで、今回のこの地震でも様々な協力、支援を行っている。大学の工学部の教授にお話を聞いた。ちょうど前日に神戸大学の教授も来ていたそうだ。まだはっきりした事は決まっていないようだが、政府からUGAMが先頭になってやるように言われているそうだ。現在は、被害家屋の調査を中心に今後の仮設住宅や学校の再建などを考えているそうで、モデルになる学校の設計図も見せてくれた。また、耐震の技術指導やKKN(課外授業)の学生を通じて耐震や建築基準の遵守などの意識喚起なども考えているという。
教授は、「地震の経験のある日本からは再建の過程の中で我々の足りないを部分を教えてほしいと。。」と語っていた。11年前の阪神淡路大震災からの復興の智恵や経験を是非「KOBE」から発信してもらいたい。そして今、復興へ向けて歩み始めてた中越からもメッセージを送ってもらいたいものだ。日一日と過去のものになりつつあるジャワへ向けて。。。
*吉椿雅道のつぶやきレポートは今回で終わります。
7月24日から30日まで、CODE事務局長の村井雅清がジョグジャカルタ入りしますので、また新しいレポートをお届けします。