ジャワ島中部地震ニュース 第24報

つぶやきレポート「インドネシア被災地の今」 Scene.7


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【写真】全壊家屋の多いバウラン村
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【写真】ガレキの片づけを行う村人

村の8割以上が全壊したバウラン村のUTOMOさんに案内してもらった。村は1950年代に建てたが、補修していない家が多かったという。しかもこれまでに小さな地震が何度もあっていたにもかかわらず。。。
ガレキの隙間に孫らしき男の子と座っているお母さん(56)に声をかけてみた。9人家族のうち、実のお兄さんは壁の下敷きになって亡くなったそうだ。地震直後は津波が来るという噂で向こうに見える小高い丘の方に逃げたという。娘さんは、地震の7日前に生まれた赤ちゃんを連れて今でも避難しているそうだ。「家族を亡くして精神的に辛いから何もやる気がしないよ。」というお母さんの向こうにガレキ山となった自宅が見えた。
別れ際、「あんたは日本人かい?」と聞かれて、そうだと答えると「この村には、ニッポンという名の人がいるんだよ。」と返ってきた。こんな所にも日本との歴史があった。