<スタッフ現地入り>
いよいよ今日(3日)CODEより二人のスタッフが被災地に出発します。通訳兼ガイドに入ってくれる方が、現地の事情に詳しい方なので不自由さはないと思っています。
さて、昨日の夕刊紙に「募金求め車道に列」という見出しの記事がでました。被災を受けた村公認の募金活動のようです。公的援助が隅々まで行き届かないための”やむをえない策”のようです。昨日も書きましたが、時間が経過するにともない、一人ひとりへの支援が行き届くことを考えなければなりません。ジョグジャカルタには「RA」と言って、日本でいう”向こう三軒両隣”のような、「5人組」という互助組織があるそうです。
被災者が、相互に倒壊家屋から家具を引っ張り出したり、炊事は共同で行ったりと直後から支えあい、助けあいのしくみが機能しているようです。インドネシアの特に農村部は相互扶助の精神が強いそうです。11年前の阪神・淡路大震災の時に、働いた自助・共助が充分機能することを願っています。こうして被災者自ら募金活動をし、当面の暮らしの支えに終わらず、もし住宅や仕事の再建にまで自力で行うことができればすばらしい復興のモデルが実現することになります。いよいよ「公助」や「官助」のなすべきことが問われることになるでしょう。嬉しいことに11年前と同様、たくさんの大学生がボランティアに奔走していると聞きます。「たった一人をも救うために」「最後の一人まで見守る」ために、今ジャワでは「支えあいの実践」が展開されようとしています。
*関連団体の動き*
明日(6/4)、神戸市灘区の都賀川公園で「灘チャレンジ2006」(午前10時~午後4時)があります。そこで主催者の実行委員会がジャワ中部地震に対しての募金活動をされます。お近くの方は、是非覗いて下さい!!