<緊急救援本格化>
地震発生から6日が経過し、日本初め各国の援助チームが続々と現地に入っているようです。インターネット情報によると、国際赤十字は被災地に40ヶ所の診療所を設置し、緊急医療対応をしているとのことです。全半壊家屋は約14万戸にものぼり、家を失った被災者は60万人と報道されています。こういう状況下で、自立再建を希望することから、国連とNGOを統括する担当者は「仮設住宅の建設を見合わせる」と言っているようです。住民主体・住民参加の再建・復興を考える上で、場合によってはこうした手法も評価できるが、大切なのは、計画・協議・決定・実行の過程で常に住民主体・住民参加であることと、住民との合意です。各々の暮らしや住宅や地域経済など包括的かつ総合的な再建を目指して欲しいと願うものです。
<現地の様子>
・食料や医療などの支援はバントゥルには届いているが、ひどい地域にすべて行き届いてい
るわけではなく、偏りがある。
・食料はインスタント麺などは十分だが、子供のミルクや離乳食などが足りていない。
・クラテン地区には日本赤十字が支援しているので、クラテンの状況は日本赤十字に問い合わせればわかるかもしれない。
・まだ夜は外で寝ている人も多いという情報が入ってきています。震災発生から、6日が経過し被災者一人ひとりに支援が行き届いているかどうかがこれからの深刻な課題となります。障害者やレポートにあるような乳児や妊婦さんなどがこの混乱した被災地の中で、どのような日々を送っているのか気がかりです。
<たくさんの応援メッセージ>
今回は、いろいろなところから「現地のことについて詳しいので、何かお手伝いできることはありませんか?」というお声がありました。恥ずかしながら、こんなに日本の方がインドネシア・ジャワに行っているとは、思っていませんでした。改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
*関連団体の動き*
阪神・淡路大震災以後、被災地KOBEでの救援活動はもちろん、その後も国内外での災害に対して精力的に救援活動を続けておられるNGO「アジア・アフリカ環境協力」(http://acec.gozaru.jp/top.html)さんから災害時などの非常時の缶詰パンを持ち込める範囲で預かりました。3日出発する第一次調査団が持っていきます。