当NGO「CODE」から派遣したクワテモックは、首都から40㎞ほど離れたレオガンに入り、早速援助の届きにくい被災者を優先的に支援すべき具体的な実態把握をはじめました。ただ、通信事情はよくないので、現地レポートも途切れ途切れになるかも知れませんが、根気よく見守って下さることをお願い致します。
一部の報道では、現地での混乱の様子が伝えられ、さも被災地全土が混乱しているのかと錯覚を起こしかねますが、繰り返し当レポートでお伝えしているように、被災地では多くのボランティアが活動しており、また被災者自身は相互に支えあっているようです。まさに「自助」と「共助」の姿です。ほんとに、15年前の阪神・淡路大震災を思い出します。丁度、阪神・淡路大震災後に被災地でも何度も取材された時事通信ワシントン特派員のA.A.さんの取材体験記がインターネットで紹介されていますので、その一部を紹介させて頂きます。
*「略奪行為が各地で見られるようになり、治安悪化の懸念はくすぶるが、大多数の人は。驚くほどの平静を保ち、困難の時をじっと耐えている。ハイチの人の忍耐強さには感銘を受けた。混沌の中で、市民は懸命に日常を取り戻そうとしているかのように見える。 」(1月16日)
*「今回の取材ではジャーナリストということで、意外なほど援助関係者や地元住民から歓迎され、協力を受けた。緊急事態の中、誰もが厳しい状況下で自分の仕事を全うしている。」「みんなが同じ船に乗っている」と言ったのは誰だったか。ジャーナリスト同士もそうだが、どこに行っても強い連帯感を感じることができて励まされた。(1月19日)
ハイチ地震レポート No.19
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