「インドネシアで多発する災害」
9月28日にスラウェシ島中スラウェシ州で発生したM7.5の地震、津波による被害は、死者1581名、行方不明者113名、重傷者2549名、住宅被害6万5733名に増加しています。また、同じくスラウェシ島の北スラウェシ州で3日にソプタン山(1830m)が噴火し、周囲4㎞内への立ち入りが禁止されています。
インドネシアには、130の火山があり、そのうち14が活火山で、今年に入ってから、2月19日スマトラ島のシナブン山(2460m)、5月11日ジャワ島ムラピ山(2930m)、8月3日スマトラとジャワの間のアナック・カクラカタウ火山島、6月28日、7月2日、9日 バリ島アグン山(3014m)などインドネシアの島々で噴火が相次いでいます。
今回のソプタン山の噴火と地震の関連性はないと国家防災庁(BNPB)は言っていますが、インドネシアや日本に連なる環太平洋火山帯では、この2か月、バヌアツ、フィジー、ニューカレドニア、アラスカ、北海道などで大きな地震が相次いでいます。同じ環太平洋火山帯に住む日本も他人ごとではありません。
(吉椿雅道)