中国新型肺炎救援ニュースNo.7

「支え合い-山川異域 風月同天」

 中国湖北省武漢市から世界へと感染が拡大している新型肺炎ですが、中国(感染者78,064人、死者2715人)をはじめ、日本(感染者147人、死者7人)や韓国(感染者1261人、死者12人)、イタリア(400人、死者12人)、イラン(感染者139人、死者19人)など45の国と地域で感染が拡大しています。(NHK調べ)

 2011年の東日本大震災の際に福島の避難者支援で協働させていただいた「生活クラブやまがた」(米沢生活協同組合)さんから中国新型肺炎へ多額の寄付をいただきました。ありがとうございました。

「コロナウイルスの脅威、中国の人たちを支援しよう!」と組合員の方々の寄付692口というたくさんの方々の思いをいただきました。理事長や専務は、「3.11の時あの大変な時、いち早く神戸から来てくれたことはみんな覚えてるよ。こんな時だからこそ助け合わないと!」というお言葉をいただきました。

 武漢の支援に奔走している四川のNGOからも「日本は大丈夫か?俺たちの経験を伝えることもできるから、何で言ってくれ。」とメッセージがきました。

 東京では、中国人女性が「こんな伝染病を日本にもたらして申し訳ない気持ちでいっぱいです。それなのに日本人は武漢に支援物資を送ってくれた。武漢市民を代表して恩返しをしたかった」と 路上でマスク1000枚を配りました。

「山川異域 風月同天 」(住む場所は違っていても同じ空のしたでつながっている)という漢詩の言葉は、1300年前に長屋王(天武天皇の孫)が鑑真に送った袈裟に書かれていた言葉で、この言葉で鑑真は日本に行って仏教を広めることを決意したと言われています。日本も中国も、そして世界各地で深刻な状況になっていますが、今こそ「支え合いの連鎖を!」(吉椿)

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