中国新型肺炎救援ニュースNo.6

「中国のNGOとボランティアの動き」 
 CODEのカウンターパートであるNGO備災センター(四川省成都市)の張国遠さんたちは、今回の新型肺炎に対して救援ネットワークを設立しました。
 張さんは、全体統括主任として、 中国各地のNGOやボランティアが参画を進めており、現在、10チームに分かれて約400人のボランティアたちが登録しています。 
 ボランティアたちが、それぞれの専門や特技を活かして、ボランティア調整、海外調整、情報、広報、アクション、物流、ロジなどの各チームに加入しています。 
 このネットワークは、SNSを活用して武漢の物資のニーズを収集したり、寄付者からの物資を集めたり、武漢に運ぶルートの調整などを行い、武漢の病院や患者さんたちに直接届けています。ボランティアたちの中には、61万個のマスクをイギリスで購入し、武漢に届ける準備をしている人、病院に40万セットの防寒着を調達した人、武漢で感染した人への救援物資を発信する医療スタッフ、心のケアの情報を提供する専門家などもいます。 
 現在、武漢に入ることができるのは限られた医療スタッフのみで、非常に難しい遠隔の支援活動ですが、張さんたちNGOは2008年の四川大地震以降、培われてきた経験やネットワークを駆使して武漢の被災地を支えようとしています。 CODEは彼らの動きをサポートします。ご協力のほどよろしくお願いいたします。(吉椿)

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