パキスタン北東部地震でCODEが支援するインドのNGO・SEEDSの代表マヌ(Manu)
さんから連絡がありました。
これまでのメールで報告したとおり、CODEが連携しているインドのNGOであるSEEDS
は9日の夜にデリーから被災地、Poonchに向かいました。マヌさんによると、
Poonchはインドで最も被災した地域の1つで、人口は37万人、そのほとんどの人
は地震で被災したそうです。SEEDSが派遣した救援チームは、9日にデリーからジャ
ンム(Jammu)に夜行列車で向かい、10日にジャンムに到着しました。そして、今
朝(11日)ジャンムからPoonchに車で向かい、間もなくPoonchに到着する予定で
す。Manuさんによると、Poonchまでの道は、雨が降り続き地震で地盤もゆるんでい
るらしいので、救援チームの道中がとても心配されます。
救援チームは現地のニーズ調査を行い、被災地域に100個のテントと500枚の
毛布届ける予定です。SEEDSは救援チームから要請があれば直ぐにでも送れるように
デリーで食料や追加テントなどを準備しています。
「パキスタン北東部地震」救援募金にご協力下さい
郵便振替:00930-0-330579 加入者名:CODE
*通信欄に「パキスタン地震」と明記してください。
募金全体の15%を上限として事務局運営・管理費に充てさせていただきます
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CODE海外災害援助市民センター
「NEWS」カテゴリーアーカイブ
パキスタン北東部地震 第4報(10/10)
今回のパキスタンでの地震でCODEが支援するインドのNGO・SEEDSが、地震の対応(SEEDS Response)をホームページに掲載しています
(http://www.seedsindia.org)。以下にその邦訳を添付します。
SEEDSの対応
・SEEDSはカシミール地震の情報収集や最新情報を発信するため、インフォメーションデスクを10月8日の10時に設置した。
・人員動員した査定チームはジャンム・カシミール(Jammu and Kashmir)へ向かった。Rajesh, MitalそしてChanderがチームに入り、ホメオパシー療法の医師であるSanjayも同行している。Rajeshはデリー事務所のトレーニングコーディネーターで、Mitalはソーシャルワークの専門家でグジャラート地震の際にコミュニティー防災プログラムのコーディネートをした経験がある。Chanderはヒマチャル・プラデーシュ(Himachal Pradesh)の地震安全プログラムを運営するエンジニアである。RajeshとMitalは緊急時に津波被災地に行った経験がある。
・チームの主な目的は緊急のニーズを査定することである。彼らはBramula, KupwaraそしてPoonchにも行く選択肢も考慮に入れており、今後チームを2つに分ける可能性もある。このチームは査定手順を用意して、いち早く情報を提供することを目的としている。この情報を元にインフォメーションデスクは引き続き、最新情報を提供し、ホームページに掲載していく。(http://www.seedsindia.org)
・ADRRN(Asian Disaster Reduction and Response Network-www.adrrn.org)のパートナーNGOと連絡を取っており、パキスタンの地震の被災地支援のための計画を策定している。この計画は数日で決定される予定である。パキスタンでは被災地のNGOパートナーを通して、活動する予定である。
・SEEDSのカブール事務所ではアフガニスタンの被災状況も探っている。もし状況が悪いなら、カブール事務所をとおしてアフガニスタンでの救援活動を開始する。
今後ともCODEは、SEEDSと連絡を取りながらSEEDSの活動、被災状況をお伝えしていきます。
皆様からのご協力をお願いします。
パキスタン北東部地震救援募金にご協力下さい
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パキスタン北部で強い地震 第3報(10/9)
インドのNGO・SEEDS代表のマヌさんから連絡があり、SEEDSは今回の地震で被害にあった地域で活動を始めるために、テントや毛布などの救援物資持って現地入りすることを決めました。
これを受けて、CODEは現地で活動するSEEDSを支援する為の募金活動を開始します。
SEEDSとは2001年のインド・グジャラート地震の時に知り合った建築家や都市計画の専門家のNGOです。CODEとは地震の時、被災地であるパタン県パタンカ村の再建で一緒に活動しました。地震後は、耐震技術普及のワークショップを開き、被災地の大工さんや石工さんをトレーニングしています。
また、スマトラ沖地震津波では、いち早くインド・アンダマン諸島の被災地に40人のスタッフや大工、石工を送り、活動を行っています。このように被災当事者である技術者を巻き込み、当事者自身が他の被災地や他の地域で活動を展開しているところが注目されます。
皆様からのご協力をお願いします。
パキスタン北東部地震救援募金にご協力下さい
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CODE海外災害援助市民センター
パキスタン北部で強い地震 第2報(10/9)
アフガニスタンのカウンターパートであるラフマンさんより、昨夜遅くに第2報が来ましたので、ご報告します。
8日午前にマグニチュード7.6の強い地震が、インド、パキスタン、アフガニスタン、中国、タジキスタンで発生した。その中でも大きな被害を受けたカシミール地方はパキスタンとインドに部分的に属している地域である。
地震後12時間経った時点での情報によると、パキスタンのカシミールで760人が亡くなり、インドのカシミールでは140人が亡くなったが、被害数はさらに上がる模様。アフガニスタンのいくつかの地域では、いまだに電話がつながらず、道路が遮断されているので、情報が得にくく正確な情報を得るには時間がかかる。
アフガニスタン政府も被災した村の情報を得るのに苦戦しており、パキスタンとの国境でカブールの東にあるNingerhar州の4つの地域が被災したという情報のみである。
CODEは今後も海外のカウンターパートである、アフガニスタンのラフマンさん、さらにインドのSEEDSのマヌさんと連絡を取っていく予定です。
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HuMA(災害人道医療支援会)からの情報によると、ジャパン・プラットフォームとしてはこの件に関する出動の承認がなされ、参加NGOからはピースウィンズ・ジャパン、日本紛争予防センター(JCCP)が派遣決定。日本レスキュー協会が出動準備中、難民を助ける会、ワールドビジョン・ジャパンが情報収集中との事です。
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詳細な各国の地震の現状と各機関の対応については、国連人道問題調整事務所による現状レポート(UNOCHA Situation Report)の邦訳をhttp://www.code-jp.org/wv/に掲載してありますので、ご覧下さい。
CODE海外災害援助市民センター 事務局
パキスタン北部で強い地震 第1報(10/8)
パキスタン北東部で8日午前9時(日本時間9日午後1時)にマグニチュード7.6の強い地震があったことを受けて、CODEはアフガニスタンぷどう畑再生プロジェクトのカウンターパートである、ラフマンさん(アフガニスタン人)に連絡を取りました。
ラフマンさんによると、パキスタン、イスラマバードで地震があり、パキスタンではけが人、建物の破壊等の被害が出た模様。ラフマンさんがいるアフガニスタン、カブールでも上下の揺れを感じたと言う。ラフマンさんはパキスタンの国境に近い、アフガニスタンの南部、東部の地域でもけが人や建物の破壊等の被害が出たということを知り合いから聞いたそうだが、詳しい被害状況はまだ不明である。
CODE海外災害援助市民センター 事務局