つぶやきレポート「パキスタン被災地の今」 Scene.16

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【写真】NSETのビジャイさん(前列左から二人目)

3月 ムザファラバード
 N-SETというNGOがネパールにある。彼らは建築家の専門だ。
過去にCODEもイランやインドの被災地でお世話になっている。
今回もパキスタンで、耐震住宅の普及で活動している。
そのメンバーのひとり、ビジャイさんはこう言う。
「耐震の家を数多く建てるよりも、現地のMASON(石工)たちを育てた方がよ
い。そうすれば彼らが自分たちで耐震住宅を普及させていく。そうすれば、彼
らが自分たちで耐震住宅を普及させていく。それこそ循環だ」と。
この地震多発地帯でさえ、時が経てば人々は忘れてしまう。
人々の意識を変えてゆく事は、ゆっくりとした行程だとも言っていた。
パキスタンと言語や文化も近いネパール人建築家の技術と経験に裏打ちされた
自信のようなものを感じた。あせらずに、じっくりと時間をかけて、パキスタ
ンの人々の思いや暮らしを見つめていくしかないのかもしれない。
「パキスタン北東部地震」救援募金にご協力下さい
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CODE海外災害援助市民センター