パキスタン北東部地震 第13報

 パキスタン北東部地震でCODEの支援先の一つである、インドのNGO・SEEDSの活動を報告致します。
 SEEDSの最初の緊急救援チームは、プーンチから19日朝にデリーに戻り、第2のチームが22日に派遣されました。そのチームのメンバーは4人でChanderさん、Manishさん、Kamalさん、Dineshさんです。救援物資には、被災者からの要望が強かった200個の家族パックが含まれており、そのパックにはウールの服、家庭用品、靴下と靴が入っています。
 チームはまた、住宅及び健康センターや学校などライフラインとなる建物の被害状況の調査も行っています。この調査は家屋やライフラインとなる建物を再建するための今後の活動計画を見据えて行っています。
 SEEDSは被災者が冬に向けて仮設シェルターや防寒具を得ることができるように現在政府、救援団体、NGOと関わり合いながら再建の努力をしています。寒さが厳しくなるこの地域の冬の状況を考慮すると、仮設住宅は緊急に必要です。SEEDSのエンジニアチームは利用可能なすべての選択肢を検討し、住民が自分で建てるシェルターの計画を練っています。そのシェルターの計画では、家の所有者が冬を生き抜くために、家の材料や道具、訓練のサポートを得ながら、シェルターを建築することが可能です。この計画を達成するためにワークショップを開催しようという提案がなされています。これはグジャラート州のSEEDS Mason Associationのメンバーが実施する予定です。
 SEEDS Mason Associationとは2001年のインド・グジャラート地震の際、被災地であるパタン県パタンカ村の再建を支援した石工や大工の専門組織です。また、スマトラ沖地震津波でも、いち早くインド・アンダマン諸島の被災地で活動を開始しました。
今後ともCODEは、SEEDSと連絡を取りながらSEEDSの活動、被災状況を提供していきます。
皆様からのご協力をお願いします。
「パキスタン北東部地震」救援募金にご協力下さい
 郵便振替:00930-0-330579 加入者名:CODE
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CODE海外災害援助市民センター