ミャンマー・サイクロン被災者支援ニュースNo.5

以下のニュースにありますように、ミャンマー赤十字が緊急物資の配布な
どもしています。NGOが国際社会に提案した「スフィア・プロジェクト」という
のがあり、これは被災者支援にあたり「人道原則」及び「給水と衛生」、「栄
養」、「食糧」といった主要分野における援助内容の最低基準を示すもの
で、被災者支援の質の向上と支援の仕組みの透明性を高めるためにも有
益で、国連難民高等弁務官事務所をはじめとする国際機関やNGOがその
有用性を指摘しております。同プロジェクトの日本語版作成(2001年完成)
には、日本赤十字社事業局国際部やピース・ウィンズ・ジャパンなどが尽力
されました。
<以下の翻訳はCODE翻訳ボランティアによるものです>
--情報源:IFRC(国際赤十字赤新月社連盟) 2008.5.14  記事より抜
粋・要約--
・この数日中にイラワジデルタに激しい雨が降り、被災者の状況をより悪化
させ、すでにとても大変な最悪の被災地域へのアクセスをより困難にすると
IFRCは警告している。
・ニューヨーク・コロンビア大学に拠点を置く気候と地域社会の国際研究機
関によると、5月2日にサイクロンの最悪の影響をうけた地域に、これから6

の間に12cm以上の雨が降ると予想している。土壌はすでに飽和状態にあ
り、もはや水を吸収できず更なる洪水をひきおこすことになり、コミュニティは
限界に達するということだ。被災者たちはこの地帯を離れて、乾いていて支
援がすでに進行している新しい土地を求めて行ったほうが良いと研究者は
警告している。
・IFRCとともに清潔な水を供給する取り組みをしている水と公衆衛生の国際
的な連盟のトップは、衛生的でない水の状況を見て、下痢や赤痢といった
水が原因となる病気の危険性が明らかに増大していると述べている。何十
万もの人々が必要最小限の避難場所さえない状況では、あらたな嵐が肺
炎のような上部呼吸器感染症を引き起こすことになる-特に子供たちの間
で-としている。
・IFRCは、防水シート、ポット、蚊帳、水質浄化の錠剤、石鹸などが入った

庭用キット1万人分をヤンゴンに届けた。これらは24時間体制で被災者を支
援しているミャンマー赤十字社のボランティアによって支給されることになっ
ている。
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