No.21-ウクライナ編⑬「学生ボランティアの感想」

MOTTAINAIやさい便の学生ボランティアとして昨日、ウクライナのご夫婦に野菜を一緒に届けた島村優希さん(大阪大学人間科学部人間科学科4年生)の感想を紹介します。

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7月14日 MOTTAINAIやさい便ボランティア
マリウポリから避難して、夫婦で住まれているお宅になすやじゃがいもなどの野菜や生活必需品などを届ける際に、ロシア語通訳のボランティアの方を通じて、日本の生活や故郷のことについて伺った。
奥さんの方は新たに日本で仕事を始められていることや旦那さんは日本語を近くで、他のウクライナの方と共に勉強していることなど日常生活のことからマリウポリの故郷の話なども少し伺うことができた。

お話を聞く中で、最近の神戸での大雨が怖くなかったか聞いた際、「マリウポリではミサイルが飛んでいたから雨は怖くない」と仰っていて、彼らにとっていかにミサイルや戦争が雨と同等くらいの日常になっていることを痛感した。また、例えば畑の話から故郷の家庭菜園を思い出して奥さんは涙ぐまれていたりと、会話のちょっとしたことからも占領されてしまった故郷を思い出されて辛そうな顔をしている様子を見て、私自身もすごく心が痛んだ。やっぱり何をしていても小さなことから関連して故郷のことを思い出して辛くなるのだろうなと思うと、もったいない野菜便を通じて何か少しでも気晴らしになるようなサポートやただただ彼らが思いを吐露できるような関係性を築きたいと感じた。

また、今回のボランティアを通じて、今までテレビや報道で見ていて、辛い問題だけど日本にいる自分からは少し距離のあることだと感じていたロシアとウクライナの状況に対して、日本にいてもサポートできることはたくさんあるのだと気づいた。このことは他の紛争や災害でも同じで、今までテレビに映るどこか遠い地域の災難だとどこかで思ってしまっていた様々な出来事がもっと身近に感じて、自分にできることを自ら探していきたいと思った。
島村優希(大阪大学人間科学部人間科学科4年生)

*MOTTAINAIやさい便へのご協力お願いいたします。
MOTTAINAIやさい便では、新鮮な野菜をお届けする中で見えてきた問題やニーズに対してもサポートしています。
自転車の提供、通訳、引っ越し、傾聴などのボランティアに学生さんなどにかかわってもらっています。
ご寄付は、野菜の購入だけでなく、運送代やボランティアの方の交通費などにも活用させていただいています。
ぜひご協力お願いいたします。

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