No.14-生産者編③「高木農園」

6月21日(火)、神戸市北区で農業を営む「高木農園」を訪問しました。同園は、4反の畑で、内ハウスが4つです。トマト、キューリ、ナス、オクラ、インゲン、ニンジン、ズッキーニ、ショウガなど40種類を栽培しています。6月から8月は一番忙しい時期だそうです。

実は高木さんはCODEで活動していた神戸市内の大学生OBのOさんの友人で、同じ大学を卒業されました。大学卒業後、中古車販売の会社で働いていたのですが、約10年前に、神戸市が主催する農業研修を受け、3年間学んだ後、7年間農業従事者として働いています。「もう、かれこれ10年になるのですね!一人前の仲間入りですか?」というと、ちょっと照れ臭そうに、「まだまだですよ!」と謙遜されていましたが、農家としてのいろいろな苦労話を聞かせて頂いていると、端々ではもうプロの農家としての誇りを感じさせてくれます。特にハウス栽培の様子を見させて頂いて、実に見事な野菜が育ってるのがわかります。「6月から8月が一番忙しい!」と、一人で4反を世話している苦労が伝わってくるようでした。

「MOTTAINAIやさい便」の説明をさせて頂き、「厚かましいはなしですが、もし規格外品がでれば、提供してくれませんか?」とお願いしたところ、「ちょうど明日、収穫して出荷しますので、午後の3時以降に来られたら、少しは提供できると思います」とのお返事を貰いました。

実は、高木さんにMOTTAINAIやさい便の話をしたのは、もうかれこれ1ヶ月ほど前のことでした。その時に、高木さんは「うちの畑はそんなに広いわけではないので、期待に沿えるかどうか・・・・・、量が出ないと思います」という返事でした。私は「少しでもいいですから、わけてくれますか?」とお願いしていました。その時の感触が、私の思い違いかも知れませんが、「私のところは、規格外品はほとんど出ないのですよ!」と聞こえたのです。

21日朝から収穫をされ、言われたとおりに午後3時を過ぎて行くと、ニンジン、キュウリ、インゲンの2かごだけでした。言うまでもなく、農家さんは誰一人、規格外品を作ろうと思って作っている人はいないでしょう。だから、“規格外品”という響きには、どこかすっきりしないものがあると思われます。だから、「MOTTAINAI」なのです。規格外品だからMOTTAINAIのではなく、精魂込めてすべてが育てられたものだからなのです。私は農業のことは全く素人なので、わかりませんが、やはり、間違いなく一人前の農家さんなのです。ありがとうございました。
(村井)

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