No.13-生産者編②「MOTTAINAIも奥が深い!!―とびまつ編(2)」

とびまつ森の会の菜園は、前号の生産者編①で紹介しましたように毎週1回の作業日となっていて、同時に朝9時半から地域の方に販売します。21日は朝から雨だったのですが、もう8時から地域の方が並んで販売を待っていました。作業に来られているボランティアさんたちは、ナスビ、キュウリ、インゲンなどをその販売に間に合わすために、摘み取りを急ぎ、袋詰め作業をしておられました。雨の中を1時間以上も傘をさして並んでいることにはびっくりしました。作業をされている方に聞くと、「今日は雨なので、いつもの半分くらいですね!」と。

さて、私は販売の邪魔にならないように、少し離れて見ていました。時間が来た時にちょうど、担当責任者のWさんと話していて、もう5分も販売の模様から目を放したつもりはなかったのですが、「アッ!」という間に販売は終わっていました。

さて私は、前日にWさんに電話をし、先週に続いて2回目の「MOTTAINAIやさい便」の野菜の調達に行きました。今回は、すでにWさんが野菜かごにじゃがいもを選別して用意をしてくれていました。「まだ、少し水分があるので、日の当たらない所で水分を飛ばして、積み重ねないように平たく並べてくださいね!」とアドバイスを貰いました。おまけに?Wさんはインゲンとさやえんどうを別に分けて採り入れて下さっていました。「これはみなさんで食べて貰って下さい」と言われ、厚かましくも甘えさせて頂きましたが、そのお心遣いに敬服します。「インゲンもこれも、夏野菜だから、こうして新聞紙に包んでビニール袋に入れて、口をあけて、水分を抜いて保存します」と。私は、「青野菜はせっかく新鮮な物を戴くので、新聞紙で包んでビニールに入れて、氷を入れたクーラーボックスに入れています」と説明すると、「にこっ!」と笑って、「ブー!」とダメ出しを貰いました。「え~、これダメなんですか?」とガッカリしていたら、Wさんは、「野菜は原産地を考えてください。暑い地域で育ったものは、やはり口を閉ざさずに、自然の空気で息ができるようにして挙げて下さいね!」と。なるほど、「アフガニスタンのぶどうもそうだったなぁ!!」と思い出しながら、凄く納得しました。「う~ん、奥が深い!」とまた一つ勉強させて貰いました。また、来週も楽しみだ!
(村井)

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