関東にて・・その2
私は国際協力機構(JICA)が自然災害の時に相手国政府の要請により日本から派遣される医療チームの医療調整員の登録メンバーです。医療調整員とは、現地でお医者さんや看護士さんが活動される場を整えたり、現地の人々が診療に来た時に受付などを行ったりし、後方的支援を行うのが主な仕事です。NGO業界ではこういった専門家をロジスティシャンと呼びます。2年ほど前に登録するための導入研修を受けたのですが、それ以後医療チームが現場へ出るときはCODEとしても被災地に出ているので、医療調整員としては出たことがありません。
今回東京へ行った目的は、この医療チームの登録者に対して知識や腕を磨いておく機会として開催されている中級研修への参加でした。様々な医療的な講義や、災害についての講義などがあり、それを興味に応じて選択をします。
私は今回、「水と衛生:安全な水の確保」という講義と、「緊急援助と開発」についての講義を取りました。水の講義では、残留塩素を調べたり、一般細菌、大腸細菌などがいるかを調べたりしました。たくさん難しいことを聞いたのですが、一番わかったことは“煮沸消毒は大切だ”ということです。(講師の先生ごめんなさい。もっと難しいことを話されていたのに・・。)
「緊急援助と開発」の講義は私が興味のある分野だからでしょうか、大変勉強になりました。3時間半の講義は受けるほうも集中力を要しますが、講師の先生も大変だったとお察しします。
こういった機会を通して、NGO職員としていつも勉強し続け、また他の専門家の人々とのネットワークも作っていこうとすることが必要だと感じました。