1月15日にトンガのトンガタプ島(首都ヌクアロファ)の北約65kmに位置する海底火山フンガトンガ・フンガハアパイが噴火し、トンガの島々に最大15mの津波や降灰が発生し、トンガの人口(約10万5000人)の84%にあたる約8万8000人が被災しています。津波は世界各地に到達し、日本奄美大島で最大120㎝、南太平洋のバヌアツで141㎝、南米チリで174㎝、米カリフォルニアで131㎝の津波が観測されています。
CODEは、噴火直後から情報収集を開始し、支援を模索してきました。噴火から1週間が経過し、通信状況も徐々に回復し、現地の被害の状況が明らかになってきました。その中で現地の方々とつながる可能性も見えてきました。また、これまでご支援いただいた方々からも寄付の申し出もいただいております。よって、CODEはトンガの火山噴火災害の支援を開始したいと思います。現地では、津波よる家屋倒壊(トンガタプ島では海岸線から100m内陸まで浸水)に加え、降灰による、飲料水の汚染、健康被害、農作物被害が懸念されます。
トンガは、阪神・淡路大震災の際には2000万円、東日本大震災では900万円の義援金を送ってくれました。被災地KOBEのNGOとして、一人ひとりに寄り添った、被災者主体の支援を展開していきます。ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
(事務局長 吉椿雅道)
「トンガ火山噴火災害」の概要(1/25時点)
発生日時:2022年1月15日(日本時間13:10)
発生場所:海底火山フンガトンガ・フンガハアパイ(トンガタプ島の北約65㎞)
被災地:トンガ王国トンガタプ島など
被害状況:(人的被害)死者3人、負傷者14人、被災者8万8000人
(家屋被害)全壊50棟、損壊100棟(トンガタプ島)
*ご寄付はこちらからお願いいたします。