No.36「コロナ禍のフィリピンの女性たちの声。ご支援お願いいたします!」

CODEは、2013年の史上最大級の台風ハイエンでは、セブ島のNGOを通じてセブ島北部やバンタヤン島の被災住民へ漁業支援プロジェクトを実施しました。その後、2016年からはJICA草の根技術協力事業を活用して北陸学院大学の田中純一教授と、バンタヤン島の女性たちの収入向上と小学生向けの防災カード作りを実施してきました。
バンタヤン島は、セブ島近海でも有数のリゾート地ですが、セブ州では、コロナ禍で3月末よりコミュニティ検疫(ECQ)の措置が敷かれ、許可書がないと外出できない、飲食店はテイクアウトのみ、交通機関の運行停止といった事実上ロックダウンになり、観光客がいなくなりました。バンタヤン島の貧しい漁村の女性たちは、収穫の少ない漁業だけでは生活は厳しく、ホテルやレストランなどの観光業に従事している人は少なくありません。
そんな中で女性たちは、アソシエーション(自助グループ)を通じて、コミュニティの中でも最も厳しい人たちをさせようとコミュニティキッチン(炊き出し)、アーバンガーデニング(菜園)をやろうと決めました。以下、アソシエーションの人たちの声です。
・「このプロジェクトで栄養不良の子どもたちの健康を支えることができる。」(Danilaさん、Okoy地区)
・「これで家族を救うことができる」(Teresoさん、Pooc地区)
・「政府の支援はもうないので、とても助かるわ」(Deolitoさん、Pooc地区)など
バンタヤン島近海では、違法漁業や気候変動の影響で漁業の収穫が減ってきています。それに加え、最近は毎週のように来る台風で漁に出る事ができない日々が続いています。引き続きご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。(吉椿)

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