アフガニスタンからの贈り物に感謝!!—35

G20における先日来の特別首脳会議首脳会議では、アフガニスタンの直面する様々な課題の中で、人道的危機への対応を優先することで合意がなされたようだ。
しかし、一方で日々不安な情報も入って来る。10月15日付けの朝日新聞では、「タリバンは報道の自由をうたうが、実際には嫌がらせを受けた報道機関の休業や記者の拘束が相次いでいる。タリバンによる支配への抗議や弱い立場にある女性の声は、ますます届きにくくなっている」と。
また、10/15(金) 10:12配信のAPF=時事では、バーミヤン渓谷の洞窟に住む少数民族ハザラ人少女の飢えに苦しみながら、おびえながら暮らしているという惨状が報じられている。
「地域の住民は、国内ではもともと最貧困層だったが、8月にタリバンがアフガニスタンを制圧してからは国際援助が途切れ、食料品が値上がりして失業者も急増し、さらに苦境に追いやられている」とのこと。
その一方で、「パキスタン国際航空がアフガン便を停止、タリバンの「強引さ」理由に」(10/15(金) 9:51配信CNN.co.jp)その理由は「イスラマバード(CNN)パキスタン国際航空(PIA)は14日、同社のアフガニスタンへの航空便を一時停止すると発表した。アフガンの実権を掌握したイスラム主義勢力タリバンから課される条件が実行不可能なためとしている」ということのようだ。
タリバン暫定政権は、こういう対応を繰り返していると、せっかく国際社会との交易のルートがわずかながら回復しつつあったにもかかわらず、また元の木阿弥に戻るのではないかと不安が増大する。そして同記事に「PIAの国の代表がパキスタン大使館の敷地を離れる際には数時間にわたり銃口を向けられたとも言及。アフガンから脱出したい市民を支援する疑いがかけられていたという」ことも。ここ数日間、日本政府はアフガニスタン人の国外退避でかなり頑張っている様子が日々伝わっている。同政府がパキスタン航空を使ってはいないようだが、やがて他の航空会社にも悪影響をもたらさないか・・・・・などと心配の種が尽きない。                         (CODE事務局:アフガニスタン担当 村井雅清)

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