アフガニスタンからの贈り物に感謝!!—4

タリバンがカブールを制圧して1週間が経ちます。マスメディアに出ている「反体制派狩り」「記者狩り」という文字が気になります。連日アメリカはじめ、アフガニスタンで働いていた各国の人々の緊急避難を最優先した脱出行動が報じられています。日本政府も、現地に残る邦人を自衛隊で生還させることが決まったようです。今は、アフガニスタン社会の安定を望みながらも、同時にこうして国外避難をサポートする動きが活発になっています。
ただ、心配なのは併せて同様に現地で働いていたNGOの安全も保障する環境づくりが急務であろうかと思われます。
このレポートを書いているときに、残されたパンジシール州を制圧するために、タリバンが兵士を派遣したというニュースが飛び込んできました。本レポート2で紹介したように、北東部パンジシール州に、崩壊したガニ政権を支えていたアムルラ・サーレ第一副大統領が戻り、2001年に崩壊した旧タリバン政権に抵抗し暗殺された国民的英雄マスード司令官の息子アフマド・マスードと反タリバン体制を築いていて、戦闘準備に入ったとのことです。
とにかく流血の事態になることだけは避けて欲しい!平和的に「対話」と「協議」で解決して欲しいと願うばかりです。一時も目を離せない状況なので・・・・・・。
以下に8月17日にノーベル平和賞の受賞者で、女性が教育を受ける権利の拡大を唱えてきたマララ・ユサフザイさんが、BBC番組「ニューズナイト」の独占インタビューで、アフガニスタンの反政府勢力タリバンから逃れようとするアフガン市民について語られたことを紹介します。ユサフザイさんは、各国がアフガン難民のために国境を開く必要があると訴えた。そして、アフガンだけでなく世界の平和のために、世界全体が行動を起こす必要があると・・・・。
(BBC JAPAN 2021・8・17 Webニュースより)
(CODE事務局:アフガニスタン担当 村井雅清)

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