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募金終了のお知らせ

2011年10月23日のトルコ東部地震発生の翌日にCODEは募金を開始し、総額11万3000円のご寄付をいただきました。ご協力誠にありがとうございました。
CODE単独でプロジェクトを行うには至りませんでしたので、当初より被災地ワンやエルジシュなどで医療活動等に取り組んできた特定非営利活動法人アムダ(AMDA、岡山市)に全額を託し、これをもちましてCODEとしては事業を終了することとなりました。AMDAでは今後、プレスクール(就学前教育施設)建設およびスポーツ交流を通じた復興支援を行っていく予定です。今後AMDAより進捗の報告がありましたらお知らせしていきます。
☆AMDA トルコ東部地震活動報告 http://amda.or.jp/articlelist/index.php?storytopic=36

【トルコ東部地震救援ニュース No.8】

トルコ東部の地震から8日が経ち、避難生活を送る方々の暮らしへの対策も急がれています。
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10月23日13:40分にトルコ東部で発生したM7.2の地震から1週間以上が経過した。
29日で救助隊による捜索活動は打ち切られ、31日現在で死者601人、負傷者4152人という被害の様子が見えて来た。
当初、外国から救援を断っていたトルコ政府も被害の様子が明らかになるにつれ外国への門戸を開き始めた。隣国イラン、アゼルバイジャンを始め、約30カ国の救援チームが現地入りした。日本からもCODEとつながりのあるAMDA、HuMA、PWJ(ピースウィンズジャパン)などのNGOが医療活動を中心に活動している。
現在、被災地では市街地でも雪が降り始め、防寒対策が急務である。被災地ワンではこれまでに4万3000張のテントと16万枚の毛布が配布されたという。
現地に入った記者からの情報によると、日本のような公民館、体育館のような避難所はなく、すべてテントでの避難生活を余儀なくされ、競技場や公共スペースに出来あがった避難キャンプや自宅の庭先に出来た仮設テントで多くの被災者が暮らしているという。また被害の大きいエルジシュやワンの周辺の農村地帯ではテントさえもないところもあると言う。また、着の身着のままで逃げだして来た被災者の人々の中には「上着や靴を!」という声も出ている。
被災地では気温が急激に低下し始め、体調不良を訴える人々が出始めている。これからの本格的な冬に向けた対策が求められる。被災地は1年の半分が雪を覆われるという。   
(吉椿雅道)
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また、CODEボランティアさんが、英語のニュースソースから拾って翻訳して下さいました。
いずれも10月27日付です。
■トルコへ海外からの援助が届けられる
Hurriyet Daily News(イスタンブール)
トルコのVan東部を襲った10月23日の地震の被災地援助の求めに対し、12カ国以上が即座
に支援を表明。
ウクライナ、フランス、ロシア、イギリス、カザフスタン、エジプト、イスラエル、スイス、アゼルバイジャン、アイルランド、日本、ベルギー、カタール、ヨルダンのすべてが公式に支援を申し出た。
以下は26日までに公式に申し出があったもののうち、いくつかの詳細。
・国連:4650張りのテント、50000枚の毛布、10000枚のマットレス
・EU:2300張り以上の冬用テント
・ドイツ:500張りのテント、2500枚の毛布
・イギリス:5500人のための1000張り以上の飛行機いっぱいのテント
・ロシア:飛行機2機の援助
・フランス:飛行機1機の援助
・スペイン:329張りのテント
・ハンガリー:12人のレスキューチーム
・カザフスタン:60張りのテント、60個のヒーター、300枚の毛布、300個のベッド
・日本:400000ドル、テントと緊急援助
・アゼルバイジャン:170万ドルの援助、191人のチーム
・ウクライナ:暖房付きの4つの大きなテント
・アイルランド:600張りの大きなテント、3000枚の毛布
■ノルウェーと赤十字社は355張りのテントと18000枚の毛布を緊急援助品として送る。
http://www.regjeringen.no/en/dep/ud/press/news/2011/earthquake_turkey.html?id=661662
(ノルウェー外務省2011/10/28)
■フィンランドは赤十字社を通し、トルコに対し、500000ユーロを援助し、赤十字社はストー
ブ付きのテントを送る予定。
http://www.valtioneuvosto.fi/ajankohtaista/tiedotteet/tiedote/en.jsp?oid=341398
(フィンランド政府 2011/10/28)
■カナダはカナダ国際開発局を通し、カナダ赤十字社を支援し、500張りの冬用テントをトル
コに支援する。
緊急シェルターは500家族、約2500人に対し、カナダ赤十字を通して届けられる。
http://www.acdi-cida.gc.ca/acdi-cida/ACDI-CIDA.nsf/eng/NAT-102810261-JXB
(カナダ国際開発局 2011/10/28)

【トルコ東部地震救援ニュース No.7】


ニュース等でも報じられていますが、引き続きトルコ東部地震の関連情報をお伝えします。
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28日(18:00現在)
【被害状況】
・死者570人、負傷者2555人(28日)
・被災者約70万人、家屋被害:倒壊約2000棟、使用不能約3700棟
【救援状況】
・108時間ぶりに13歳の少年、105時間ぶりに18歳男性が救出。
・これまでにガレキの中から救出された人は187人。
・11万5000張のテントが必要。
・12万~15万戸分のテント、仮設住宅が必要。
・約30カ国の支援を受け入れ。
・ロシア、156張のテントなど37トンの救援物資を空輸。
・AMDAはエルジシュの体育館で活動。
・Peace Winds Japanは28日、スタッフ2名を派遣し、調査、救援物資を配布する予定。
・宮城県七ヶ浜町は募金開始。東日本大震災後にトルコ警察隊30人が活動した事による。
【その他】
・27日朝、市街地でも降雪。被災地は6カ月間雪に埋まる。
・この地震の影響で隣国アルメニアのメツァモール原発(国境から十数km、老朽化していて世界一危険な原発と言われていた。)から放射能漏れ(トルコザマン紙)。放射能量は多くはないが、基準値を超えている。アルメニア側は否定。

【トルコ東部地震救援ニュース No.6 】

ニュース等でも報じられていますが、引き続きトルコ東部地震の関連情報をお伝えします。
各国からの支援が本格的に動き出したようです。
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■1999年のトルコ地震でお世話になった現地ガイドさんからも連絡が来ました。
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「3万件のテント村がつくられており、食べ物や薬など緊急用医療物資が届いています。トルコ航空など航空会社が35機の飛行機を用意しており、イスタンブールやアンカラから頻繁に飛んでいますし、路線バス会社なども無料で人を運んだりしています。海外からもお金や物資がたくさん届いています。救急活動は休み無く続いています。昨日6つのテレビチャンネルで共同生放送があり、有名な芸能人30人の作った番組で25億円ぐらい寄付も集まりました。
トルコは東のほうが海抜が高いので、特に夜は寒いく昨日もみぞれが降ったようです。大きなテント病院が二つ作られ、けが人を治療しており、重傷の人は救急ヘリでアンカラやイスタンブールに運ばれています。」(イスタンブール在住Sさん)
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■27日17:50現在の状況
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【被害状況】
・死者481人、負傷者1650人
・被災者約60万人、倒壊家屋約3000棟
【救援状況】
・食事はパンとチーズのみ。暖かいものはない。
・日本に仮設住宅建設を期待している被災者も。
・67時間ぶりに28歳女性救出。
・ワン、捜索打ち切り
・トルコ政府、約3800人の救援隊を動員。
・周辺の村では、食糧、テントが不足。
・スペイン、チリの救援隊が到着。
・トルコ政府は外国に仮設住宅や食糧の支援を求めている。
・ウクライナからシェルター。フランス、イスラエル、ヨルダンなど9カ国がシェルターを送る予定。
・1000人以上がテントを得るのに1kmの列を作っている。
【日本からの救援状況】
・日本のNPO「TMAT」はエルジシュで医療活動。
・日本政府はJICAを通じ、約3000万円を上限にテントなどの救援物資を送る。
・HuMA、初動調査チーム3名をワンに派遣。30日より8日間。
【その他】
・日本の会社の建てた建物はほとんど倒壊していないとのこと(被災者談)。
・26日より被害調査が開始された。エルジシュで30チーム60人、
ワン市で48チーム96人、ワン周辺の91の村のうち33の村で14チーム28人で調査。
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■トルコの民間団体、IHHの活動の様子について(CODEボランティアさんによる訳)
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http://www.ihh.org.tr/van-da-calismalar-suruyor/en/
ワンでの救助活動続く
(10月26日)
IHH人道的救助基金の救援チームは9人の生存者を瓦礫の中から救出した。IHH緊急援助チームは地震による被害を受けたワン地方での支援物資の配布や緊急救援を組織している。
IHH援助チームはトラック4台分の水と食料、毛布をエルジシュ地域に住む1000人に、地震当日の日曜日より毎日届けている。IHHの移動式キッチンでは1万人に温かい食事を提供している。
IHHの特別な訓練を受けた救助チームによる救助活動は、瓦礫の下に生存者がいる限り続けられる。エルジシュでの最大の問題の一つは、水不足だ。この問題を解決するために、IHHは毎日トラック4台分の水を供給している。
IHHの援助職員は毛布や食事のセットをエルジシュや村々に配っている。トルコ各地から被災地域にかけつけたメンバーによるIHHのチームにより、配布が行われている。
近隣地域からの緊急援助品の供給のために、IHHは安全な場所に大きなテントを張っている。IHHからワンに送られた1日分の人道援助の総量は100万トルコリラにも及んだ。

【トルコ東部地震救援ニュースNo.5】


ニュース等でも報じられていますが、引き続きトルコ東部地震の関連情報をお伝えします。
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【被災状況】
・死者459人、負傷者1352人(26日7:32現在)
・避難キャンプでは1000人以上のテント生活
・ワンから約40kmのカニク村(人口約1500人)では倒壊していない建物はない。
9人死亡、3人が重傷。結婚式で村の4分の1が外に出ていた為、人的被害が少なかった。
    
【救援状況】
●トルコ政府
・緊急支援に300万トルコリラが割り当てられる
・3755人の救助、捜索人員、860人の医療関係者、16匹の捜索犬が現地入り
・重機や車両を595、救急車を140台、33台の発電機、95の仮設トイレ、15379のテント、50583枚の毛布、425個の寝袋、36のポータブルキッチン、7機のレスキューヘリを支援、13トンの食糧を配布。テントは必要数の5分の1程度しか届いていない。 
・3機の軍用機が被災地のワン、アンカラ間を往復し物資を輸送
・エルジシュ郊外の郊外に救急病院を設置。連日約1000人の患者が訪れる。8割が外傷。
・病院のベッドが足りていない状況。
2007年の統計では10万人あたりに179台しか病院のベッドがなく(ワン州全体で1851台)、現地医療に大変負担が掛かっている状態であり、負傷者はアンカラやエルズルムに運ばれている。
●トルコ民間団体
・赤新月社:123名派遣。テント12981張り、毛布25229枚などの物資配布。心のケアの専門家も派遣。
・カリタス:スタッフを派遣。
・IHH:200名派遣。1万人分の炊き出し予定。防寒着など物資をトラック2台分発送。
●外国から
・トルコ政府、海外からの支援受け入れ開始。
・日本外務省は、トルコ政府の要請でJICAを通じて上限3000万円の緊急救援物資を送ると発表。
・日本のNGOではAMDA、TMATが既に現地入り、難民を助ける会も現地派遣を決定。
・イスラエル、26日から移動式シェルターの空輸を行う。
【その他】
・25日、地震後初めての雨が降り、被災地の東のエレク山(3200m)にも雪が降った。
・例年、このエリアでは10月下旬から4月まで最大80cmの積雪があり、-20℃まで下がる。
予報では27日から0℃が続く。

【トルコ東部地震救援ニュースNo.4】

ニュース等でも報じられていますが、引き続きトルコ東部地震に関してお伝えします。
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被災地では懸命な救助作業で、48時間ぶりに生後2か月の赤ちゃん、54時間ぶりに10歳の少年が次々と救出されている。現地では主に赤新月社(国際赤十字・赤新月社連盟)によって避難テントや食糧などは配布されているようだが、まだまだ十分な状況に至らない。
地震から4日を経て、ワンやエルジシュなどの都市部での被害状況が少しずつ明らかになってきた。被災地の写真や映像を見る限り、壁はブロックを積み上げたものが多く、壁や接合部の構造の脆弱性ゆえに床、屋根部分が折り重なるように崩落している。都市部で倒壊したビルや家屋は、近年の移住者向けの築10年ぐらいのものが多いようで、おそらく耐震性が考慮されずに早急に建てられたものなのだろう。
ワン、エルジシュなどの都市部の被災報道と比べ、農村部や山間部の情報がほとんど入って来ない。知り合いの現地記者の記事には、唯一、農村部の家屋の状況が書かれてあり、やはり農村部でも多くの家屋が倒壊しているようだ。農村で牧畜などの伝統的な暮らしを営むクルド人の住宅は、鉄筋やセメントを使わない日干しレンガを積み上げただけの簡素なもののようだ。
あるトルコの災害の専門家は、1999年のトルコ北西部地震の被害の状況と同じだと言っている。という事は、地震多発国であるトルコでこの12年間ほとんど耐震化が進んでいないという事になる。イスタンブールやアンカラなどの西部の都市との経済的な格差による事やクルド人問題などもその理由にあるのかもしれない。
(吉椿雅道)

【トルコ東部地震救援ニュースNo.3】

ニュース等でも報じられていますが、引き続きトルコ東部地震に関してお伝えします。
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10月23日13時40分(日本時間19時40分)にトルコ東部で発生した。被害は、死者279人(うちエルジシュ169人、ワン95人)、負傷者約1300人、倒壊家屋約970棟、エルジシュなど29の町、村で停電しているという(25日未明時点)。
地震から約38時間を経た今、被災地では依然としてレスキューや住民の手によって救助活動が行われている。トルコ国内45の都市から約2400人の救援チームが被災地に駆け付け、懸命に作業を行っているが、電力不足で救助活動に支障も出ているようだ。ガレキの中から救出された人も少なくない。トルコ政府は「自力で対応できる」と発表し、20カ国以上の支援の申し入れを断ったが、隣国のイラン、アゼルバイジャン、ブルガリアなどはすでに救援隊を派遣している。日本のNGOアムダも昨晩出発し、25日には現地入りするようだ。被災者の人々は、朝晩0℃まで冷え込む中でたき火を囲みながら不安な夜を過ごしている。
16年前の阪神淡路大震災後の避難所の風景がオーバーラップしてくる。
1999年のトルコ北西部地震で通訳としてお世話になったトルコ人Sさんからの情報が入った。Sさんは、今年3月の東日本大震災後に日本を心配して、久しぶりに連絡をくれていた。Sさんによると24日の政府の発表では、700棟が全壊し、1000棟以上の家屋が使用できる状態ではないという(現在、数字は変化しています)。また、トルコ赤新月社が被災地で約1000張のテント村を作り、食糧や薬を配布しているようだ。また、テレビ等の映像でも分かるように沢山の市民がボランティアとして救助活動を行っている。イスラムの支え合いの精神がしっかりと息づいているのだろう。

【トルコ東部地震救援ニュースNo.2】


トルコ東部地震について、CODEのボランティアさんが訳してくれた
AP通信(英語)の記事を紹介します。
標高1750mの被災地では冷え込みが厳しく、寒さへの対策も課題となっているようです。
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トルコ東部の地震で130名以上が死亡
(AP通信よりCODEボランティアが翻訳。時間が経って数字は変化しています)
Associated Press
http://www.thespec.com/news/world/article/613703–quake-kills-more-than-130-in-eastern-turkey
【アンカラ、トルコ】―トルコ東部で発生したM7.2の地震により、パニックと恐怖が満ちている。少なくとも138人が建物や瓦礫の下敷きになった。死者は中心から離れた村々も合わせると瓦礫撤去による救助活動で増えると予想されている。
数万の人々が通りに逃げ、叫んだり、携帯を使って倒壊したアパートや建物にいる親戚と連絡を取ろうとしている。被害の規模を明らかになったので、生存者はショベルや素手で閉じ込められた人やケガ人を救助している。トルコテレビステーションNTVの取材に対し、Celebibag 地区の首長であるVeysel Keser氏は瓦礫の下にたくさんの人がいる。人々は苦しみの中にある。助けを求める声が聞こえる。
Celebibagはもっとも被害の大きいErcis(エルジシュ)に近く、イラン国境にほど近い75000人が住むトルコ東部の都市で、トルコでも地震の多い地域だ。Ercis(エルジシュ)からおよそ90キロ南Van(ワン)市中心街は重大な被害が続いている。高速は湾曲している。地震は13:41に起こったとhe U.S. Geological Surveyは報告している。
Recep Tayyip Erdogan首相は、Van(ワン)市では少なくとも93人が死亡し、Ercis(エルジシュ)では45人が死亡、約350人が負傷したと発言した。性格にはわからないがたくさんの人がまだ瓦礫の下にいるとも述べた。
Erdogan首相は夜を徹して救出が行われるだろうとも述べた。Van(ワン)市で倒壊した1棟の寮や10棟の建物を含むErcis(エルジシュ)では80以上の建物が倒壊したとthe Turkish Red Crescent(トルコ赤新月社)が述べた。すべての建物が倒壊し、死者が増え続け、恐怖が充満している。
アメリカの科学者は地震からM6の余震を含む10時間以内でトルコ東部で100回以上の余震が記録している。当局は倒壊の可能性もあり倒壊した家屋から離れるようアドバイスしている。
Van(ワン)やErcis(エルジシュ)の住民は赤新月社が競技場にテントを準備する間に火をおこし、夜間野外で過ごす準備をした。
救援は自家発電の投光照明を使って夜を徹して行われていた。Van(ワン)では大きなコンクリート板の周りに鉄の棒を結わえ、重機で移動させた。住民は8階建ての建物の瓦礫の外ですすり泣き、親戚が発見されるのを祈っている。目撃者によると、8人が瓦礫の中から発見されたが、余震が救出活動を妨げている。夜遅くには9人目の10代の少女が救出された。エルドアン首相は住民に倒壊した建物から離れるよう促し、すべての生存者を救出すると約束した。「寒い冬のさなか誰も置き去りにしない」と語った。38の地域から1275のレスキューチームが被災地に派遣されたと役人は述べ、警官も救出活動の援助をしている。
Ercis(エルジシュ)では重機を止め、できるだけ静かにし、救助者が28家族が住んでいる7階建ての建物に閉じ込められた生存者の声を聞き取ろうとしているとNTVは伝えた。Van(ワン)にある刑務所の収監者が壊れた壁から逃げ出した。TRTテレビは150人の収監者が逃げたが、多くが戻ってきたため、逃げている人数は多くはないと関係者が述べていると伝えた。Van出身のNazmi Gur議員は姪の葬儀を地震のため短縮し、 急いで救援に向かったと話した。
救援は数名で行ったが、少なくとも5人の遺体を見た。とても大きな地震だった。かなり長い間揺れて」とGur議員は語った。「現在電気が通じておらず、暖がなく、みんな寒い中外で過ごしている」と付け加えた。当局には遠隔地の情報がまだ届いていないが、県知事はヘリコプターで地域をまわり、政府はテントや野外炊事場やブランケットを送った。
地震でアルメニアやイランも建物が揺れた。
アルメニアの首都Yerevanは、Ercis(エルジシュ)から160キロのところにあり、恐怖で人々が通りに急いで避難したが、被害や負傷の報告はない。アルメニアは1988年に25000人が地震で亡くなっている。
イスラエルのShimon Peres大統領はトルコのAbdullah Gul大統領と電話会談し、協力を申し出た。イスラエルは悲しみを共有する。トルコのどの地域でも、いつでも要請があればいかなる援助をする用意があるとペレス大統領は述べた。2010年にガザを支援する小艦隊がイスラエルの海軍によって攻撃され9人のトルコ人が亡くなったことによって関係に溝が生じていた。この申し出はそれに関わらず出てきた申し出だ。
トルコは世界的に見ても地震活動の活発な地域で多くの断層が交差する地域だ。1999年にトルコ北部を襲ったM7以上の2度の地震により、約1万8000人が亡くなっている。
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☆トルコ東部地震救援募金にご協力下さい:
 郵便振替:00930-0-330579 加入者名:CODE
 *通信欄に「トルコ」と明記してください。
 募金全体の15%を上限として事務局運営・管理費に充てさせていただきます。

【トルコ東部地震救援ニュース】

CODE海外災害援助市民センター事務局です。
ニュースで報じられていますように、昨日日本時間19:40、
トルコ東部のワンでM7.2の地震が起きました。
現在の死者は200人以上、負傷者は1000人以上と言われています。
度重なる災害に本当に心が痛みます。
これを受けCODEは、2010年10月のインドネシア・ムラピ火山噴火災害、
2011年3月の東日本大震災(被災地NGO恊働センターを支援)に続いて
50回目となる救援活動を立ち上げることと致しました
(※CODEの前身である各救援委員会の活動の回数を含む)。
現地では老朽化した建物が多く被害を受けたという情報があり、
CODEがこれまでも各地で行ってきたような耐震建築の普及
といった支援方法が可能性として考えられます。
1999年のトルコ地震救援活動の際に協働した現地の方ともコンタクトを試みています。
現在、事務局ではネットワーク等を通じて情報収集を続けている段階ですが、
まずは皆様に募金を呼びかけさせていただきます。
ご協力よろしくお願いいたします。
☆トルコ・ワン地震救援募金にご協力下さい:
 郵便振替:00930-0-330579 加入者名:CODE
 *通信欄に「トルコ」と明記してください。
 募金全体の15%を上限として事務局運営・管理費に充てさせていただきます。
☆連絡先:
CODE事務局:078-578-7744
事務局につながらない際は、吉椿(よしつばき)携帯:090-7988-5790までお願いします。
☆なお、下記は、地震について各メディアからの情報をまとめたものです。
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●地震概要
・発生日時:10月23日13:40(日本時間 23日19:40)
・震源:トルコ東部の都市、ワン(Van)の北北東17km 
・震源の深さ:20km
・地震の規模:M7.2
・M6.0を含む余震が100回以上発生している。
●被災地:
ワン、エルジシュ(ワンの北80キロ)、ビトリス(ワンの西100キロ強)
●被害状況:
・死者:217人超(ワン100人、エルジシュ117人)
・負傷者:600人以上、行方不明者:400人(大幅に増える可能性)    
 内務省発表(24日12:09 ロイター)
・東部の都市、エルジシュが最も被害が大きい。(学生寮など80棟が倒壊)
・ワンの刑務所が被害を受け、受刑者が脱獄。
●支援状況
・トルコ政府は1300人のレスキュー隊と軍隊を派遣。
・NATO、中国、日本、アメリカ、EU、イスラエルなど数十の国や機関が
支援を申し出ているが、トルコ政府は外国の支援受け入れを表明していない。
・隣国のアゼルバイジャン・イランは救援チームを派遣。
●ワンについて
・人口37万2000人。
・首都アンカラから約1200km、イラン国境近く。
・少数民族クルド人が多い。
・失業率が高く経済発展が遅れており、家屋も老朽化していた。
・ワン周辺の村落では、日干しレンガづくりの建物が多い。
・標高1750m。26日から雪が降り、気温が下がると予想されている。
・トルコを東西に走る北アナトリア断層の東に位置する(1999年の地震もこの断層による)。
・ワンには、トルコ最大のワン湖や古代の遺跡もあるが、
 周辺では最近、クルド人ゲリラの活動が活発で観光客は多くない。
・1976年にもワン県のチャルディラン(Caldiran)で地震があり、3840人が死亡。
 去年3月にもこのエリアで地震、41人が死亡。
●避難状況:
被災者は外でたき火をしている。夜間の気温は0℃前後まで下がる。
    
●クルド人について
・独自の国家を持たない世界最大の民族。人口2500万人~3000万人。
 トルコに約1140万人、イランに約480万~660万人、イラクに約400万~600万人
・居住地区:トルコ、イラク北部、イラン北西部、シリア北東部、中東にまたがる。
・宗教:イスラム教スンニ派が大半。
・言語:クルド語
・生業:牧畜(近年は都市生活者も多い)
・在日クルド人:
推定300~400人(トルコ国籍クルド人)。埼玉県蕨市に多く、90年代のトルコの
クルド人迫害によって来日したが、難民申請が認められていないケースが多い。
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CODE海外災害援助市民センター
〒652-0801 神戸市兵庫区中道通 2-1-10
tel +81(0)78-578-7744 fax +81(0)78-574-0702
e-mail:info@code-jp.org 
【災害救援情報、セミナー情報は・・・】URL http://www.code-jp.org/
【災害から見える暮らしの情報は・・・】URL http://www.code-jp.org/wv