【トルコ東部地震救援ニュースNo.2】


トルコ東部地震について、CODEのボランティアさんが訳してくれた
AP通信(英語)の記事を紹介します。
標高1750mの被災地では冷え込みが厳しく、寒さへの対策も課題となっているようです。
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トルコ東部の地震で130名以上が死亡
(AP通信よりCODEボランティアが翻訳。時間が経って数字は変化しています)
Associated Press
http://www.thespec.com/news/world/article/613703–quake-kills-more-than-130-in-eastern-turkey
【アンカラ、トルコ】―トルコ東部で発生したM7.2の地震により、パニックと恐怖が満ちている。少なくとも138人が建物や瓦礫の下敷きになった。死者は中心から離れた村々も合わせると瓦礫撤去による救助活動で増えると予想されている。
数万の人々が通りに逃げ、叫んだり、携帯を使って倒壊したアパートや建物にいる親戚と連絡を取ろうとしている。被害の規模を明らかになったので、生存者はショベルや素手で閉じ込められた人やケガ人を救助している。トルコテレビステーションNTVの取材に対し、Celebibag 地区の首長であるVeysel Keser氏は瓦礫の下にたくさんの人がいる。人々は苦しみの中にある。助けを求める声が聞こえる。
Celebibagはもっとも被害の大きいErcis(エルジシュ)に近く、イラン国境にほど近い75000人が住むトルコ東部の都市で、トルコでも地震の多い地域だ。Ercis(エルジシュ)からおよそ90キロ南Van(ワン)市中心街は重大な被害が続いている。高速は湾曲している。地震は13:41に起こったとhe U.S. Geological Surveyは報告している。
Recep Tayyip Erdogan首相は、Van(ワン)市では少なくとも93人が死亡し、Ercis(エルジシュ)では45人が死亡、約350人が負傷したと発言した。性格にはわからないがたくさんの人がまだ瓦礫の下にいるとも述べた。
Erdogan首相は夜を徹して救出が行われるだろうとも述べた。Van(ワン)市で倒壊した1棟の寮や10棟の建物を含むErcis(エルジシュ)では80以上の建物が倒壊したとthe Turkish Red Crescent(トルコ赤新月社)が述べた。すべての建物が倒壊し、死者が増え続け、恐怖が充満している。
アメリカの科学者は地震からM6の余震を含む10時間以内でトルコ東部で100回以上の余震が記録している。当局は倒壊の可能性もあり倒壊した家屋から離れるようアドバイスしている。
Van(ワン)やErcis(エルジシュ)の住民は赤新月社が競技場にテントを準備する間に火をおこし、夜間野外で過ごす準備をした。
救援は自家発電の投光照明を使って夜を徹して行われていた。Van(ワン)では大きなコンクリート板の周りに鉄の棒を結わえ、重機で移動させた。住民は8階建ての建物の瓦礫の外ですすり泣き、親戚が発見されるのを祈っている。目撃者によると、8人が瓦礫の中から発見されたが、余震が救出活動を妨げている。夜遅くには9人目の10代の少女が救出された。エルドアン首相は住民に倒壊した建物から離れるよう促し、すべての生存者を救出すると約束した。「寒い冬のさなか誰も置き去りにしない」と語った。38の地域から1275のレスキューチームが被災地に派遣されたと役人は述べ、警官も救出活動の援助をしている。
Ercis(エルジシュ)では重機を止め、できるだけ静かにし、救助者が28家族が住んでいる7階建ての建物に閉じ込められた生存者の声を聞き取ろうとしているとNTVは伝えた。Van(ワン)にある刑務所の収監者が壊れた壁から逃げ出した。TRTテレビは150人の収監者が逃げたが、多くが戻ってきたため、逃げている人数は多くはないと関係者が述べていると伝えた。Van出身のNazmi Gur議員は姪の葬儀を地震のため短縮し、 急いで救援に向かったと話した。
救援は数名で行ったが、少なくとも5人の遺体を見た。とても大きな地震だった。かなり長い間揺れて」とGur議員は語った。「現在電気が通じておらず、暖がなく、みんな寒い中外で過ごしている」と付け加えた。当局には遠隔地の情報がまだ届いていないが、県知事はヘリコプターで地域をまわり、政府はテントや野外炊事場やブランケットを送った。
地震でアルメニアやイランも建物が揺れた。
アルメニアの首都Yerevanは、Ercis(エルジシュ)から160キロのところにあり、恐怖で人々が通りに急いで避難したが、被害や負傷の報告はない。アルメニアは1988年に25000人が地震で亡くなっている。
イスラエルのShimon Peres大統領はトルコのAbdullah Gul大統領と電話会談し、協力を申し出た。イスラエルは悲しみを共有する。トルコのどの地域でも、いつでも要請があればいかなる援助をする用意があるとペレス大統領は述べた。2010年にガザを支援する小艦隊がイスラエルの海軍によって攻撃され9人のトルコ人が亡くなったことによって関係に溝が生じていた。この申し出はそれに関わらず出てきた申し出だ。
トルコは世界的に見ても地震活動の活発な地域で多くの断層が交差する地域だ。1999年にトルコ北部を襲ったM7以上の2度の地震により、約1万8000人が亡くなっている。
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